和歌山のパンダ3頭、中国に到着 繁殖研究やパートナー探し

中国への返還のため、トラックに積み込まれたジャイアントパンダの永明=22日午前、和歌山県白浜町のアドベンチャーワールド

 和歌山県白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」のジャイアントパンダ、永明(雄、30歳)と、双子の桜浜と桃浜(いずれも雌、8歳)を乗せたチャーター機が22日夜に関西空港を出発し、23日未明(日本時間)、中国四川省の成都双流国際空港に到着した。

 到着後は検疫を受けるための施設に移動。今後、永明はパンダの保全や繁殖研究のため、桜浜と桃浜はパートナー探しのため、いずれも四川省の「成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地」で暮らす。

 永明は1歳だった1994年、日中共同繁殖研究のため来日。アドベンチャーワールドで計16頭の子をもうけた。

アドベンチャーワールドのジャイアントパンダ3頭が暮らす予定の「成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地」=21日、中国四川省成都市(共同)

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