
反戦を訴え続け、2016年に101歳で死去したジャーナリストむのたけじさんの精神を受け継いで創設された、「むのたけじ地域・民衆ジャーナリズム賞」の第5回受賞作品が22日発表され、ドキュメンタリー映画「ワタシタチハニンゲンダ!」が大賞に選ばれた。実行委員会が埼玉県庁で記者会見した。
「ワタシタチハニンゲンダ!」は在日外国人の差別などを取り上げた作品で、22年に公開。インタビューなどを通して事実を網羅的に記録した点が評価された。会見に出席した監督の高賛侑さん(75)=大阪市=は「重要な賞をもらえてありがたい。在日外国人の実情を知ってほしい」と話した。