シーズン途中に戦力を変えられる大きなチャンスとして知られる1月の移籍マーケット。大きな成功を収めることもあれば、大失敗に終わることも。
今回は『90min』から「リヴァプールがこれまでやってきた中で最も失敗した冬の補強」をご紹介する。
10位:南野拓実
加入時:2020年1月
加入元:レッドブル・ザルツブルク
成績:30試合4ゴール
移籍金:850万ユーロ(およそ12.18億円)
チャンピオンズリーグでインパクトを残し、2020年1月にリヴァプールへ加入した南野拓実。バックアップとしては高い信頼性を持ち、カップ戦では大活躍したため、イングランドで失敗したというのはかなり厳しすぎる言葉になってしまうが、最終的にレギュラーを奪うことはなかった。
9位:オザン・カバク
加入時:2021年1月
加入元:シャルケ04
成績:9試合0ゴール
手数料:250万ユーロ(およそ3.58億円)
2021年1月、怪我人が相次いだことで急遽シャルケ04から獲得された若きトルコ人センターバック。ただスクランブルで加えるにはあまりに経験が少ない選手だった。半年で返却され、現在はホッフェンハイムに所属。
8位:ベン・デイヴィス
加入時:2021年1月
加入元:プレストン・ノースエンド
成績:0試合0ゴール
移籍金:50万ユーロ(およそ0.72億円)
オザン・カバクと同じように2021年1月、怪我人の穴を埋めるために獲得されたベン・デイヴィス。しかしながらその穴をすり抜けてしまった。全く出場機会を与えられないままシェフィールド・ユナイテッドに貸し出され、そのままレンジャースへと売却されている。
7位:マルコ・グルイッチ
加入時:2016年1月
加入元:ツルヴェナ・ズヴェズダ
成績:8試合0ゴール
移籍金:700万ユーロ(およそ10.03億円)
ユルゲン・クロップ監督が就任後初の補強であったグルイッチ。期待された長身ボランチであったが、4つの異なるクラブにローン移籍を経験した後、2022年にポルトへと売却されている。
6位:フェルナンド・モリエンテス
加入時:2005年1月
加入元:レアル・マドリー
成績:41試合8ゴール
移籍金:925万ユーロ(およそ13.25億円)
レアル・マドリーで長くラウール・ゴンサレスとコンビを組んできた名FW。ロナウドに弾かれる形でイングランドへとやってきた。ただプレミアリーグに馴染めたかとそうではなく、本領発揮とまではいかなかった。1年半でバレンシアへ移籍している。
5位:リゴベール・ソング
加入時:1999年1月
加入元:サレルニターナ
成績:34試合0ゴール
移籍金:370万ユーロ(およそ5.3億円)
現在カメルーン代表監督を務めているリゴベール・ソング。ジェラール・ウリエ監督がサレルニターナから獲得し、本来のセンターバックのみならず右サイドでもプレーした。ただ2年目からはポジションを失い、2000年1月にウェストハム・ユナイテッドへ移籍している。
4位:ヤン・クロンカンプ
加入時:2006年1月
加入元:ビジャレアル
成績:14試合0ゴール
移籍金:ホセミとのトレード
コ・アドリアンセ率いるAZ旋風の中心だったサイドバック。オランダ代表の招集経験もある。ビジャレアルから2006年1月にホセミとのトレードで獲得されているが、スティーヴ・フィナンのポジションを脅かせなかった。
3位:アベウ・シャビエル
加入時:2002年1月
加入元:エヴァートン
成績:14試合1ゴール
移籍金:120万ユーロ(およそ1.72億円)
真っ白に染め上げた髪型とヒゲが特徴のファンキーなポルトガル代表サイドバック。ライバルであるエヴァートンから獲得されたが、14試合に出たのみで外見以外はあまり印象には残らなかった。
2位:スティーヴン・コーカー
加入時:2016年1月
加入元:QPR
成績:3試合0ゴール
ディフェンスの厚みを加えるために獲得されたスティーヴン・コーカー…であったはずだが、もともとセンターバックやサイドバックの彼はリヴァプールでバックアップのアタッカーとして使われ、3試合出場したのみで返却された。
1位:アンディ・キャロル
加入時:2011年1月
加入元:ニューカッスル
成績:44試合6ゴール
移籍金:4100万ユーロ(およそ58.74億円)
【写真】移籍金高すぎ…プレミアリーグ「今季の大失敗補強」ワースト10
リヴァプールの失敗FWとしてクリスティアン・ベンテケとともによく名前があがるアンディ・キャロル。ニューカッスルで大ブレイクしたストライカーだったが、とにかく移籍金が高すぎ、怪我が多すぎ、コンディションが安定しなかった。