馬場咲希は+10yd飛距離アップ 憧れの大会で「思い切り攻めたい」

準備は万端! 馬場咲希がタイで2023年のツアー初戦を迎える(撮影/村上航)

◇米国女子◇ホンダ LPGAタイランド 事前情報(22日)◇サイアムCC(タイ)◇ 6576 yd(パー72)

2022年「全米女子アマ」を制したアマチュアの馬場咲希(代々木高2年)が、タイで23年のツアー初戦を迎える。自身のSNSにもつづっていた憧れの舞台。開幕前日はプロアマ戦に出場し、予選カットなしの4日間大会に向けて最後の調整を終えた。

試合がなかったオフの間は、ボールを打つよりも体作りに力を入れた。昨年は海外メジャー「全米女子オープン」のほか、国内ツアー8戦に出場。試合を重ねるごとに減っていった体重は気づけばマイナス6kgとなり、飛距離も徐々に落ちていたという。

トレーニングや食事を増やして体重を戻し、「シーズン中よりも飛距離が伸びたと思う。全体的には10ydくらい。(クラブを)振れている感じもある」と笑顔。昨年11月にタイで開催された「アジア女子アマ」をプレーしたときよりも、体が一回りしっかりした印象だ。

サイアムCCは馴染みのコース(撮影/村上航)

プライベートで何度か回っているサイアムCCも、パワーアップした今は攻め方や見える景色も少し変わった。「思い切り攻めてプレーしたい。好きなコースで、大きな試合に出られるのが楽しみです」と意気込んだ。

大会を終えたあとは、3月17日開幕の国内女子ツアー「Tポイント×ENEOSゴルフトーナメント」に推薦出場。同月下旬には「オーガスタナショナル女子アマチュア」が控え、さらには海外メジャー「シェブロン選手権」(4月20日~)、「全米女子オープン」(7月6日~)、「アムンディ エビアン選手権」(7月27日~)、「AIG女子オープン」(8月10日~)とビッグイベントが控える。初挑戦となるプロテストを含め、大きな経験を重ねる一年となりそうだ。

「最終的にはプロテストに合わせていくけれど、全米女子オープンもすごく楽しみ。メジャーで予選通過をしたい」。17歳にとって勝負の新シーズンが幕を開ける。(チョンブリ/谷口愛純)

注目選手としてプロアマもこなした(撮影/村上航)

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