県営バスの「旧諫早ターミナル」敷地 熊本の不動産業者が落札

諫早駅前の旧諫早ターミナル敷地=諫早市

 昨年5月に移転、閉鎖した長崎県営バスの旧諫早ターミナル(諫早市永昌東町)敷地の一般競争入札が22日実施され、不動産業の南栄開発(熊本市)が落札した。
 県交通局によると、敷地は諫早駅前の約2030平方メートル。2社が応札し、同社が4億1千万円で落札した。事後に公表した最低売却価格は約1億4100万円だった。同社は取材に「入札申し込み時点では1階にテナント、上階は分譲マンションとする予定だった。現時点では1階テナントは未定」と説明。同所に着目した理由について「西九州新幹線が開業し、今後も活性化が見込まれると判断した」としている。
 近く土地売買契約を締結。契約締結から6カ月以内に既存建物の解体に着手し、着手から1年以内に解体を終わらせ、完了後2年以内に指定用途(店舗、事務所、ホテル、共同住宅、医療施設のいずれか)に供することが条件になっている。


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