東出昌大 裁判で専門用語連発し、裁判官にあきれられる姿 「Winny」本編映像

2023年3月10日より劇場公開される、東出昌大がファイル共有ソフト「Winny」の開発者である金子勇さんを演じ、三浦貴大とダブル主演を務める映画「Winny」から、本編映像の一部が公開された。

映像は、これまでに金子自身が制作してきたフリーソフトの一つである「ネコファイト」を、裁判で披露するシーンから始まる。「では少し動かしてみてください」という壇弁護士の要請によって、ソフトを動かしながら説明を始めるも、「このネコファイトにはAIを搭載しています。AIの方式は・・・」と素人には分からない用語を使用しながら矢継ぎ早に説明をし始める金子。それを見ていた検察官や裁判官はあきれるが、金子はまったく意に介すことなく、「新しいアイディアを思いつきました!」とさらにプログラムを書き始める。

金子を演じた東出昌大は、金子勇さんの生前の遺品であるメガネや腕時計を家族から借り、劇中で身につけながら演じたほか、彼に近づくために18キロも増量したという。松本優作監督は本作について、「『人間ドラマとして描かなければならない』ということは念頭にありました」「事件をなぞっても面白いものにはならない。それで、起こった出来事を情報として得ながら、金子勇さんや壇俊光さんの人間的な魅力を、いかに深掘りできるかという取材の仕方をしてゆきました」と語っている。

「Winny」は、金子勇さんが2002年に開発し、大量の映画やゲーム、音楽などが違法アップロードされたことから社会問題となり、金子さんが著作権法違反ほう助の容疑で逮捕された出来事を描いた作品。東出昌大が金子役を演じ、三浦貴大がサイバー犯罪に詳しい弁護士で警察の不当逮捕を主張する壇俊光を演じる。東出は役作りにあたって体重を18キロも増量。弁護士たちと模擬裁判を実施するなど、徹底した役作りを行ったという。自主映画「Noise ノイズ」などの松本優作監督がメガホンを取った。

【作品情報】
Winny
2023年3月10日TOHOシネマズほか全国公開
配給:KDDI/ナカチカ
(C)2023映画「Winny」製作委員会

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