きょう（木・祝）午後も、すっきりしない天気の所が多く、北日本は雪や雨が降りやすい見込み。今夜以降は、九州南部で再び雨雲が広がり始め、あす24日（金）日中は太平洋側でぐずついた空模様となりそうだ。週末は日本海側を中心に空気が冷たくなるが、来週は全国的に気温が上がり、一気に春めいてくる見通し。

すっきりしない

　きょう（木・祝）は全国的に雲が多く、所々で雨や雪が降っている。午後は晴れ間の出る地域もあるが、基本的には雲が取れにくい見込み。北海道は夕方まで雪や雨が降り、東北の日本海側は夕方から雪や雨となる見通し。今夜遅くには、新潟付近まで降水域が広がりそうだ。また、今夜以降は九州南部で再び雨となり、24日（金）にかけて、太平洋側の沿岸部を中心に雨の範囲が広がる見通し。

　25日（土）は寒気の影響で、日本海側は雪や雨の降る所が多く、北陸や山陰は真冬と変わらない寒さとなりそうだ。太平洋側は天気が回復するが、近畿中部は雲が流れ込みやすく、午後は東海や関東南部でも雨や雪の降る所がある見込み。26日（日）は西から冬型の気圧配置が緩むが、北陸以北の日本海側はまだ雪の降る所がありそうだ。

来週は気温上昇

　来週前半は高気圧に覆われて、日本海側を含めて晴れる見込み。日中の気温は日ごとに上がり、28日（火）は札幌で4月中旬並みの11℃、関東から西は15℃を超える見通し。積雪の多い地域は、なだれに注意が必要となる。3月1日（水）は東・西日本で、一段と気温が高くなりそうだ。

　ただ、昼間は暖かくても朝晩は内陸を中心に冷え込み、一日の気温差がかなり大きくなるため、服装選びが難しくなると思われる。西日本や関東を中心に、来週前半は花粉の飛散量も各段に増える見通し。

（気象予報士・高橋和也）