引退をした武藤敬司がトレーニング再開を報告「俺はこれから、どこへ向かうのか?」

2月21日東京ドームで引退試合を行った武藤敬司が23日、自身のTwitterにてトレーニングを再開したこと報告した。

”プロレスリング・マスター”武藤は2022年6月に引退を発表、様々な引退ロードを経て、2023年1月21日東京ドームにて平日にも関わらず30,096人もの観客がその勇姿を目に焼き付けに来場。

歓声OKの大会では大武藤コールの中で花道を入場、引退試合の相手に新日本プロレスの内藤哲也を指名して”最後の作品”を残すべく臨んだ試合は、内藤のデスティーノに敗れ、東京ドームの天井を見上げていた。

しかし、ここで終わらないのが武藤であった。引退を発表した後の会見にて「燃え尽きて灰になりたい」と語っていたが、マイクを持ち「東京ドーム、たくさんのご来場ありがとうございます。39年間、続けてきたプロレス、今日で引退しますが、武藤敬司のプロレス人生、最高に幸せでした。皆さんのおかげです。ありがとうございます。自分がいなくなっても、プロレス界はますます驀進していきます。どうかこれからもよろしくお願いします」と挨拶の後に「というところで、まだ自分で歩いて帰れるし、ちょっとエネルギーも残ってるし、まだ、灰にもなってねえや。どうしてもやりたいことが一つあるんだよな。蝶野!俺と闘え!」

この日、解説に来ていた闘魂三銃士の盟友、デビュー戦で対決した蝶野正洋を指名。引退試合の後になんと武藤vs蝶野のサプライズ対決が実現。試合は蝶野のSTFに敗れたが、観客はまさかの試合に酔いしれた。

武藤はこのツイートにて足のトレーニングをしている動画をアップしたがこれには「凄い」「マジか」「もう試合したくなってませんか?」などのコメントが寄せられている。

引退をしてもなお、その存在感を放つ武藤は今後どのような活動をしていくのか。引退試合の後に「普通のおじさんになりたい」と述べていたが動向が気になるところだ。

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