冬型の気圧配置弱く気温高い 降水量は少ない傾向 気象庁1か月予報

1か月予報(平均気温)

 気象庁は23日(木・祝)、向こう1か月(2/25~3/24)の天候の見通しを発表した。北・東・西日本は暖かい空気に覆われやすいため、向こう1か月の気温は高い見込み。期間の前半は、気温がかなり高くなる所がありそうだ。

1か月予報(降水量、日照時間)

 なお、北・東日本の日本海側は、21日(火)発表の3か月予報における3月の予報に比べ、冬型の気圧配置が弱い見通しに変わり、西日本は高気圧に覆われやすい見通しに変わったため、少雨の可能性が大きくなっている。

高温に関する情報

予想最高気温

 北日本は28日(火)ごろからは冬型の気圧配置が弱く、寒気の影響を受けにくいため高い日が多くなり、3月1日(水)ごろからの5日間ほどはかなり高くなる可能性がある。

 東日本は、北陸で1日(水)ごろと、5日(日)ごろからの5日間ほどは、気温がかなり高くなる見込み。関東甲信は1日(水)ごろと、4日(土)ごろからの5日間ほどはかなり高く、東海は5日(日)ごろからの5日間ほどはかなり高い見通し。また、近畿の日本海側でも、5日(日)ごろからの5日間ほどは、気温がかなり高くなりそうだ。

早期天候情報(平均気温)

 このため気象庁はこれらの地方に「高温に関する早期天候情報」を発表し、農作物の管理やなだれ等に注意するよう呼びかけている。

早期天候情報とは
 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

© 株式会社ウェザーマップ