東証大幅反発、植田発言を好感 午前終値は2万7398円

東京証券取引所

 休日明け24日午前の東京株式市場で日経平均株価(225種)が大幅反発し、上げ幅は一時360円を超えて2万7500円に迫った。日銀総裁候補の植田和男氏(71)が衆院議院運営委員会で「現在の金融政策は2%の物価目標の実現に適切な手法と思う」と答弁。大型金融緩和が続くと好感した買い注文が入った。外国為替市場の円相場は歴史的安値圏の1ドル=134円台で推移した。

 平均株価の午前終値は休日前22日終値比294円46銭高の2万7398円78銭。東証株価指数(TOPIX)は11.18ポイント高の1986.43。

 金融緩和は、金利を低くし景気を刺激するため株式相場を支え、円安を進める効果がある。ただ、日銀の異例の金融緩和策を巡り、過度な円安進行や物価高など問題点も指摘される。市場では、植田氏が緩和策撤廃の必要性を挙げるかどうかに関心が集まっていた。

 植田氏が緩和策継続を適切と答弁した後、ハイテクや化学、海運、不動産など幅広い業種の銘柄が値を上げた。一方、銀行銘柄は多くが一時下落した。

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