声優・斉藤壮馬が1人9役の“野菜キャラクター”に挑戦!「#ハンパーズをすくえ!」

おいしく食べて健康づくり“Eat Well, Live Well.”の一環として、野菜摂取量向上活動プロジェクトを展開する味の素が、フードロス問題に着目し、冷蔵庫内で半端に残される野菜たちを捨てずにおいしく食べることを提案する「#ハンパーズをすくえ!」コンテンツを2023年2月24日(金)から公開する。

■「#ハンパーズをすくえ!」について
実は、日本のフードロスの約半分は家庭内で発生している。「#ハンパーズをすくえ!」では、人間から忘れ去られ、冷蔵庫の中で寂しく暮らすハンパに残った野菜と果物(全9種類)が日々どんな気持ちで過ごしているのか、日常生活でありそうな出来事になぞらえながら、全5話のWeb動画で代弁し、気持ちを表現している。
“ハンパーズ“の声は全て声優の斉藤壮馬が担当。収録後のインタビューで斉藤は、一人で9役もの野菜の声を担当したのは今回が初めてで、「ハンパーズの表情が印象的でした」「自分をうまく使って調理してほしいという感情のベースが共通している中で、キャラクターごとの特色を表現するのが難しくも楽しかったです」と語った。

特設サイトでは、動画で登場しない“ハンパーズ”も登場。この機会に“ハンパーズ“を通して、少しでもご家庭内のフードロスを減らすきっかけとなって欲しい。
※特設WEBページ https://www.ajinomoto.co.jp/event/hanpa-yasai/

【「#ハンパーズをすくえ!」概要】
公開日:2023年2月24日(金)、出演:ハンパーズ

■ピーまん
何不自由なく畑で育ちスーパーで買われたピーマン。炒め物から焼き物、肉詰めまで、可能性に満ち溢れていた。しかし野菜室に閉じ込められてから、すっかり忘れられてしまう始末。冷蔵庫が開くたび、食べてほしいと訴え続ける。

■きゅうりん
ハンパーズでも一番目立たない。
自分の味に自信がないせいか、引っ込み思案。
目立たなすぎて、また新しいきゅうりを主人に買われてしまう。
ますますしなびてしまう。

■ハンパプ先輩
気性が荒く、怒りっぽい。
非常に短気なため、1日野菜室で放置されただけで怒り叫んでしまう。
ハンパーズのなかで一番声が大きい。他の野菜たちにはやさしいという噂も。

■泣きジャガ
ハンパーズの泣き虫。
出生地のスーパーでは明るかったが、家に持ち帰られハンパに切られ放置されて以降泣きながらネガティブな発言を繰り返す。
「どうせ僕なんて…」が口癖。

■リンゴ博士
ハンパーズの理論派。
あまりに放置され、しなびたリンゴ。野菜室で数多くのハンパ野菜を見てきたため、野菜や調理の知識は豊富。
知識と理論をもとに、食べてほしいと訴えかけるが、果たしてその声は届くのか。

■レンくん
ハンパーズの応援リーダー。
悪天候に揉まれて育ったせいか、根性はある。
悲しみに包まれた野菜室を、常に励ましてくれる良いやつ。

■ゴー爺(や)
ハンパーズ最高齢。
ゴーヤチャンプルー目的に買われ、余ってしまったゴーヤ。
それ以外のメニューなんて思いつかないのだろう。
放置され続け、すっかり爺さんになってしまった。声が聞き取りづらいため、主人になかなか届かない。

■トマトちゃん
夢見がちな女の子。
農家によって大切に育てられ、高級スーパーに住み続けたものの、野菜室で放置され続けてしまった。
かわいい顔が台無しになると怒っている。

■チョビネギ
常に落ち込みがちなハンパーズの弟分。
スーパー時代、具材として即戦力だと言われていたのに野菜室では一向に使われず、だんだん自信をなくす日々。

■声:斉藤壮馬
山梨県出身。81プロデュース所属。
おもな出演作に「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」(緋村剣心役)、「ブルーロック」(千切豹馬役)、「永遠の831」(浅野スズシロウ役)、「憂国のモリアーティ」(モリアーティ役)、「うちタマ?!~うちのタマ知りませんか?~」(岡本タマ役)、「機動戦士ガンダム閃光のハサウェイ」(レーン・ハイム役)、「ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-」(夢野幻太郎役)など多数。
そのほかアーティストとしても活動し、5月に「斉藤壮馬5th Anniversary Live」をおこなう

■「ハンパーズをすくえ!」総集編

1、「ピーまんの嘆き」編
冷蔵庫の扉を開けると、そこには半分に切られた断面が悲しそうに見えるハンパーズの“ピーまん”が。「俺のこと忘れてない?」「いつ料理してくれるんですか~?」と嘆いていると、同じ冷蔵庫内の“挽肉”が先に選ばれたのか、“ピーまん”は少し期待を込めて早口で「今日、ひき肉使うの?そしたら僕に詰めたらめっちゃおいし…」と言うと途中で冷蔵庫がバタンと閉まり真っ暗に。すると再び“ピーまん“が登場。断面が笑顔に変わっていることから、無事にピーマンの肉詰めとして使われたのでしょうか。

2、「泣きジャガの涙」編
冷蔵庫の扉を開けると、悲しそうに見えるハンパーズの“泣きじゃが”が「ねえ!ねえ!ねえ!そろそろ食べてよ。」と訴えています。すると「僕のこと見て見ぬふりしてるでしょ?ほんとは常温保存がいいんだよ?ほら、どんどん水分がなくなっていく…体がしわしわになっちゃうよ…どうせ僕なんて…もう涙も出ないよ…」と悲しみに耐えきれずに声を上げて泣いていると、途中で扉がバタンと閉まり真っ暗に。すると再び“泣きじゃが“が登場。表情が笑顔に変わっていることから、無事に冷蔵庫の外に出て料理に使われたのでしょうか。

3、「リンゴ博士のささやかな願い」編
冷蔵庫の扉を開けると、そこには切られた断面が悲しそうに見えるハンパーズの“リンゴ博士”が。「切られてから3日このままです」と話しています。扉が開くと、アピールなのか早口で「欧米ではリンゴは毎日一個食べれば医者いらず、と言われており、ハンパに余ることなんてありえない!分かってないですねぇ、すいません、何でもいいので食べていただけますか?あ、でもやっぱりアップルパイ…」と嘆いていると、扉がバタンと閉まり真っ暗に。すると再び“リンゴ博士“が登場。断面が笑顔に変わっていることから、無事にアップルパイとして使われたのでしょうか。

4、「ハンパーズの夢」編
冷蔵庫の扉を開けると、切られた断面が悲しそうに見えるハンパーズの“ピーまん”“トマトちゃん”がどんな料理になりたいか話し合っています。しかし“ピーまん“「でも、ここの主人、そんなの作れないよ」と諦めているとそこに”ゴー爺“が登場。「この世は可能性に満ちておる」と前向きな意見を言いながらも、わしはゴーヤチャンプルーにしかなれないがの…」と言い沈黙が走ります。そんなとき、扉がバタンと閉まり真っ暗に。すると再び3人が登場。それぞれ笑顔に変わっていることから、無事に料理に使われたのでしょうか。

5、「冷蔵庫からの卒業」編
冷蔵庫の扉を開けるとそこには、悲しそうに見えるハンパーズの“リンゴ博士”“トマトちゃん”“泣きジャガ”が。“リンゴ博士“「今日の献立はカレーだそうです。卒業おめでとう」と2人を祝福。2人は喜んだ様子をしながらも、隠し味として使われる可能性があるので「待ってるから!」とリンゴ博士を鼓舞します。すると冷蔵庫の外から子供の声で「ママ、今日ハンバーグがいい」と聞こえてきて、3人の卒業は延期となりました。しかし、3人は可能性を感じたのか、笑みを浮かべて「今度こそ!」と次に期待を寄せる。

<斉藤壮馬 収録後インタビュー>

Q.野菜の声を演じられたことありますか?
9役もの野菜たちの声を表現するのはもちろん初めてだったので、とても楽しかったです。

Q.ハンパーズで一番印象に残ったのはどのような点ですか?
表情が印象的で、身につまされるものがありましたね。僕も料理するのが好きなのですが、ちゃんと使い切るのって本当に難しいなとちょうど思っていたんです。特に野菜は足が早いものも多いので、無駄なくおいしくいただきたいですよね。とりあえず、今日は帰ったらカレーを作ろうかなと思いました。(笑)

Q.1人9役は過去にやったことありますか?
複数キャラクターを担当することはありながらも、ここまで幅広い方向性で、しかも動画での掛け合いとなると、滅多に経験できるものではありません。非常に貴重な経験をさせていただきました。

Q.お気に入りのキャラクターは?
みんなやっていて楽しかったです。けれど、なぜか妙に“ゴー爺”に一番愛着が湧きました(笑)。たぶん僕が声優の仕事で、おじいさんの役を演じることが少ないことも関係しているかもしれないです。どうしても振られやすい、マッチしやすい役どころというのはあって、今回の企画ではそことは異なる役にもたくさん出会えて嬉しかったです。あとは、リンゴ博士と泣きジャガも演じがいがありました。

Q.演じるのは難しかったですか?
9キャラクターのベースに共通しているのが、「自分をうまく使って調理して欲しい、けど使ってもらえていないというモヤモヤ」。スタート地点がみんな似ている中で、声色やリズムでどうキャラ分けができるかな、というのが難しかったです。
でも、それができると信じて託してくださったということですから、ありがたいですよね。

Q.今日のキャラクター(野菜)を使って、作ってみたい料理はありますか?
レンコンチップスなどはたまに作ったりします。実は、今回の食材たちはどれもよく使っているもので、特にトマトが好きです。なので、やっぱりミネストローネですかね。スープ系の料理はいろいろ具材を追加できるからありがたいです。

Q.普段生活している中でフードロスを意識されることありますか?
食べること自体も好きなんですけど、お腹が空いている時って、自分が食べられる量以上のものを頼んでしまったりすることがあるじゃないですか。それに気をつけなければなと思っていて。目で食べたくなってしまうというか、小鉢がいっぱいあると嬉しいみたいなタイプなのですが、ちゃんと残さず食べられるかと自分に問いながら、日々食事を選んでいます。
けれど、デリバリーとかは難しいですよね。頼む時はめちゃくちゃお腹が空いていて「いけるでしょ!」みたいになるんですけど、いざ料理が届くと意外と頼み過ぎてしまっていた、みたいな。今後はより一層気をつけていきたいと思います!

Q.皆さんにメッセージをお願いします。
自分も料理を作るので、どうしても使い切れずに、あるいは忘れて駄目にしてしまう食材に対して、申し訳なさを感じていました。今回この企画に携わらせていただいたことで、改めてそのことを見つめ直せたので、冷蔵庫に食材たちを取り残しておくことがないよう、意識的に生活していこうと思います。
とりあえず僕の声の冷蔵庫は今空っぽになりましたが(笑)、多くの出会いと気づきがあった収録で、非常に楽しかったです!ありがとうございました!

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