埼玉県さいたま市大宮区の貨物列車用の大宮操車場駅の桜が見頃を迎えている。車窓から外を眺める乗客に春の訪れを告げている。開花中はライトアップが行われるほか、今年は桜の看板も新設したという。
毎年2月初旬に開花するこの桜は「大宮操(そう)の桜」と呼ばれ親しまれている。寒桜の一種で、約40年前に国鉄職員が植えたとされている。
今年は例年より早い1月の中旬に開花した。大宮操車場の高橋礼一駅長(59)は「操車場の中は立入禁止だが、入り口の手前から花を見ることができる。車窓からも見てほしい」と話していた。