田辺普通科で26人超過 和歌山県立高校入試一般出願

高校入試一般出願

 和歌山県教育委員会は22日、2023年度県立高校入試の一般出願(一般選抜・スポーツ推薦)状況を発表した。日高以南の全日制では田辺の普通科で入学者枠を26人、神島の普通科で17人上回るなど、5校6学科で超えた。後の本出願で志望先を変更できる。

 全日制は29校4分校60学科・コースが6131人を募集。一般選抜に5317人、スポーツ推薦に109人の計5426人が一般出願した。23校4分校44学科・コースで出願者が入学者枠を下回り、全体の出願倍率は4年連続で過去最低の0.89倍となった。

 出願倍率が高かったのは、和歌山工業の創造技術科の1.50倍、向陽の普通科の1.25倍、和歌山工業の産業デザイン科の1.23倍など。

 日高以南では、神島の普通科が入学者枠120人に137人が出願し1.14倍、紀央館の普通科は120人にスポーツ推薦を含めて137人が出願し1.14倍。田辺の普通科は200人に226人が出願し1.13倍、新宮の普通科は200人に224人が出願し1.12倍だった。神島の経営科学科、熊野の総合学科でもそれぞれ出願者が入学者枠を2人上回った。

 定時制は7校9学科が495人を募集。184人が出願し、倍率は0.37倍となった。

 本出願は3月2、3日。学力検査は9日、面接や実技などは10日。17日午前10時に合格発表する。

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