週末は西高東低の冬型の気圧配置となり厳しい寒さとなるが、来週の前半は移動性高気圧に覆われ春本番の暖かさとなりそうだ。全国的に3月から4月の気温となるため、多雪地では、なだれや落雪などに注意が必要となる。
また、週後半は日本付近に前線停滞して雲が多く、2日(木)は広い範囲で雨が降る見込み。
■冬型の気圧配置
週末の25日(土)・26日(日)は、冬型の気圧配置となり日本海側の地方では広く雪が降る見込み。
大雪や着雪、雪崩などに注意が必要であるが、真冬と違って冬型の気圧配置は長続きしない。
■移動性高気圧で春本番の陽気も
来週前半は高気圧に覆われて、日本海側を含めて晴れる所が多く、春本番の陽気となる日もある見込み。日中の気温は日ごとに上がり、28日(火)は札幌で4月中旬並みの11℃、関東から西は15℃を超える見通しだ。積雪の多い地域は、なだれに注意が必要となる。
ただ、昼間は暖かくても朝晩は内陸を中心に冷え込み、一日の気温差がかなり大きくなるため、服装選びが難しくなると思われる。西日本や関東を中心に、来週前半は花粉の飛散量も各段に増える見通しなので、しっかりと花粉対策をしてほしい。
■前線が停滞
3月1日(水)は東・西日本で、一段と気温が高くなるが、北日本は寒気が南下して寒くなる。
2日(木)以降は日本付近に前線が停滞し、東日本の太平洋側から西日本の太平洋側では雲が多い日が続く。2日は広い範囲で雨が降る見込み。
冬から春へ季節が変化する一週間になりそうなので、体調管理に特に注意したい。
(気象予報士・饒村 曜)