
【北京共同】中国の王志剛科学技術相は24日の記者会見で、米国の対話型人工知能(AI)「チャットGPT」に警戒感を示した。技術の高さは評価したものの、インターネットを通じて国民が米欧の情報に触れることを懸念しているとみられ、必要なら「倫理面の対応」を取ると示唆した。
王氏は「チャットGPTには(技術上の)優位性も進歩も見られる」と評価した上で「科学技術は両面性がある」と指摘。「中国は新たな技術に対しては倫理面で対応措置を取ってきた。害は防がなければならない」と説明した。使用禁止も想定しているとみられる。
