
岸田文雄首相は24日の記者会見で、日本と韓国の間で最大の懸案となっている元徴用工訴訟問題の解決に向けた努力を継続する考えを示した。「外交当局間の協議を加速している。努力を続けるという段階だ」と説明した。日韓関係について「健全な形に戻し、さらに発展させていくため緊密に意思疎通したい」と改善への意欲を強調した。
韓国の尹錫悦大統領との会談の見通しに関しては「何も決まっていない」と語った。
自身のウクライナ訪問を巡っては「安全確保や秘密保護など諸般の事情を踏まえ検討中だ」と述べ、今後もゼレンスキー大統領と緊密に意思疎通する立場を重ねて表明した。