〈続報〉巡視船から えい航引き継ぎ 航行不能の豪船籍タンカー

 21日夜に佐渡島沖で航行不能となったオーストラリア船籍のLNGタンカー「ノースウエスト・ストームペトレル」(10万5010トン)について、新潟海上保安部は23日午後9時30分、巡視船「さど」から運航会社手配のえい航船にえい航を引き継いだと発表した。
 タンカーは直江津港に向けて航行中にエンジンが停止し、自力航行ができなくなっていた。巡視船「さど」が漂流を防ぐためにえい航し、金沢、舞鶴海上保安部の巡視船と航空機が監視警戒に当たっていた。
 えい航引き継ぎ後は、「さど」が24日朝まで監視警戒を実施。新潟海上保安部は漂流の危険性から、タンカーに本邦から離れるよう指導しているという。

ノースウエスト・ストームペトレル号(22日撮影、新潟海上保安部提供)

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