冬のマーケットが終わって1ヶ月ほどが経過し、各クラブが行った「緊急補強」の成否があらわになりつつある。
今回は『90min』から「マンチェスター・ユナイテッドが行った冬の移籍で最も失敗した7選手」をご紹介する。
7位:リッチー・デ・ラエト
加入時:2009年1月
加入元:ストーク・シティ
成績:3試合0ゴール
移籍金:25万ユーロ(およそ0.36億円)
かなり有望な若手選手であり、このタイミングで獲得するべき…と高く評価されて加入した右サイドバック。リザーブチームでは優れたプレーを見せたものの、トップでは輝けず。ローン移籍を繰り返したあと、レスター・シティへと放出されている。
6位:ウィルフリード・ザハ
加入時:2013年1月
加入元:クリスタル・パレス
成績:4試合0ゴール
移籍金:1175万ユーロ(およそ16.92億円)
アレックス・ファーガソン監督に高く評価されてクリスタル・パレスから獲得されたドリブラー。輝かしい見通しを持った若手であったが、マンチェスター・ユナイテッドでは全くうまくいかず。ほとんど出場機会がないままローン移籍を繰り返し、クリスタル・パレスに戻った。
5位:ディエゴ・フォルラン
加入時:2002年1月
加入元:インデペンディエンテ
成績:63試合10ゴール
移籍金:1100万ユーロ(およそ15.84億円)
後にセレッソ大阪でもプレーするディエゴ・フォルラン。彼がマンチェスターにやってきたのは2002年1月、22歳の時だった。18ヶ月間の所属でスーパーサブとしての活躍は見せたものの、期待ほどの輝きは見せられず。スペインへと移籍していった後、大ブレイクを果たしている。
4位:ゾラン・トシッチ
加入時:2009年1月
加入元:パルチザン・ベオグラード
成績:2試合0ゴール
移籍金:700万ユーロ(およそ10.08億円)
2008-09シーズンの途中に加入したウインガー。セルビア国内で輝かしいプレーをした選手であったが、マンチェスター・ユナイテッドではほとんど出場機会すら与えられなかった。1年後にローンで送り出され、2010年夏にCSKAモスクワへと退団し、ようやくその才能が開花した。
3位:マヌーショ
加入時:2008年1月
加入元:ペドロ・アトレティコ
成績:1試合0ゴール
移籍金:100万ユーロ(およそ1.44億円)
アンゴラ代表の名ストライカーであるが、マンチェスター・ユナイテッドにいたことを覚えている人は少ない。2008年に加入したあと、労働許可証の問題でギリシャにローン移籍し、半年後に合流。プレミアリーグに1試合出場し、ウェルベックのゴールの起点となったが、冬にはハル・シティへと貸し出され、夏になるとバジャドリーに売却された。
2位:董方卓
加入時:2004年1月
加入元:大連実徳
成績:1試合0ゴール
移籍金:73万ユーロ(およそ1.05億円)
2004年1月に大きな話題を集めた中国人FW董方卓の加入。労働許可証の問題でベルギーのアントワープに貸し出され、2部リーグ得点王に輝く。そして2006年12月に許可が出たためイングランド・プレミアリーグにようやく足を踏み入れた。しかしマンチェスター・ユナイテッドでは僅かな輝きすらも見せられず…。
1位:アレクシス・サンチェス
加入時:2018年1月
加入元:アーセナル
成績:32試合3ゴール
移籍金:ムヒタリャンとのトレード
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アーセナルから加入したアレクシス・サンチェス。ムヒタリャンとのトレードという取り引きで彼を獲得できたことは素晴らしい成功だと考えられ、加入時に公開されたピアノ動画も大きな話題になった。しかし結局、そのピアノを弾いている動画こそ彼が最も輝いた瞬間であった。