春の入学シーズンを控え、何かと物入りな季節がやってきました。物価高が続く今、頭が痛いですよね。
そんな中、制服を安く手に入れることができる取り組みが注目を浴びています。コロナ禍で制服を着る機会が減り、状態の良いものが多いんだそう。「リユース制服」について調べてきました。
親子が真剣なまなざしで品定めしているのは、学校の制服。こちらの家庭ではこの春、長女が高校に、次女が中学校に入学します。一度に2人分の制服が必要になるのです。
「一気にお金がかかるので、制服代はちょっと浮かせたいなと思いました。1万円以内でおさまるのかな」と話す母親。制服2人分！ 考えただけで頭が痛いですよね。少しでも安く済ませたい、という気持ちはよ～くわかります。
親子が手に取っていた制服。実は、使われなくなった制服をリユースしたものなんです。ブレザーは状態が良いもので2,500円、スカートは2,000円です。
小学6年生の娘さんも「普通にきれい。新品じゃなくてもいいから、リユースでもいいかな」とうれしそう！
北海道札幌市北区の新聞販売店が、2022年から始めた取り組み。使われなくなった中学や高校の制服、リボン、ネクタイなど約1,300点を無償で譲り受け、クリーニングをして販売してきました。
中学校のブレザーやスカート、ブラウスなど一式そろえても6,000円台。
文部科学省によると制服にかかる平均金額は中学1年生で5万2000円あまり、高校1年生で6万8000円あまりです。
こちらの中学校のリユースの制服は、その1割程度に抑えられます。また、コロナ禍でジャージー登校が増え制服を着る機会が減っていたため、取り扱っているものの状態が良いんですって。
道新吉村販売所 制服リユース 吉村 修一さんは「年に3回くらい、卒業式や修学旅行などでしか着ていなかったこともあり、制服の状態はとても良い。さまざまなものが値上がりしている中で、安くはない制服を1円でも安く購入して、浮いた分は教材や部活動などに当てていただければ」と話します。
物価が高騰して家計が圧迫される中、子育て世帯の負担を減らすリユースの取り組みが増えていきそうです。
文科省の2021年度子供の学習費調査よると、制服、通学用品、部活動などの費用は中学1年生は合計約53万円、高校1年生は合計約63万円かかります。
出費を抑えたい場合はリユース制服を選択肢に入れてもいいかも。
【リユース制服を取り扱う主な店】
＜札幌＞
・道新吉村販売所 制服リユース 011-778-8100
・さくらや札幌店 011‐211‐1941
＜旭川＞
・さくらや旭川店 0166‐74‐8621
＜帯広＞
・ぎゃくし 0155‐24‐5233
＊みんテレ2月21日OAのものです
（上記の情報は記事作成時点でのものです。
最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください）
