「おはようのスープ」(五島・ごと)が知事賞 長崎県特産品新作展

県知事賞に選ばれた「おはようのスープ」(県提供)

 長崎県は本年度の県特産品新作展の審査結果を発表した。四つの部門の最優秀賞から選ぶ最高賞の県知事賞には、五島市の食品製造業「ごと」の「おはようのスープ」=農産加工品・酒・飲料部門=が輝いた。
 「おはようのスープ」は、五島列島のサツマイモ「ごと芋」を使った濃厚ポタージュ。審査員の講評で「甘くて濃厚な芋のうまみに驚かされた。ネーミング、デザインが良く、コンセプトを含め、時代のニーズを捉えている」と評価された。
 新作展は、県内事業者の新商品の開発意欲を高めようと、県が1969年から実施。県産の原材料を使用するか県内で製造され、2021年12月以降に市販化された商品が対象となる。
 他の部門の最優秀賞は▽水産加工品 「ゴロッと焼きほぐし飛魚(あご)」(平戸市、海産物のわたなべ)▽菓子・スイーツ 「ナガサキムーンケーキ(小豆・抹茶・黒胡麻(ごま)・チーズ・紫芋)」(長崎市、チャイオーン)▽工芸・日用品・その他 「八三三(はさみ)米くらわんかセット」(東彼波佐見町、波佐見陶磁器工業協同組合)
 このほか、手土産品としてふさわしい商品を選ぶ「ながさき手みやげ大賞」に▽「お山のチーズ」(雲仙市、パインテールファーム)▽「かもめプリン(苺(いちご)・不知火・ブルーベリー・キウイ・梨)」(大村市、シュシュ)が選ばれた。
 表彰式は3月、長崎市内で開く。受賞商品は同月31日に同市の浜屋百貨店で開幕する春の県産品まつりなどで展示、販売する。

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