多様な書66点 青風社の作品展

力強い書の作品が並ぶ書作展(25日、和歌山県田辺市新屋敷町で)

 和歌山県田辺市とその周辺町の書道愛好家でつくる書研究団体「青風社」(線﨑稲村代表)の書作展が25日、田辺市新屋敷町の紀南文化会館1階展示ホールで始まった。会員の作品66点を展示している。26日まで。入場無料。

 2年に1回開催しており、7回目。紀伊民報後援。

 今回は50~90代の会員15人が額装や軸装で4~6点ずつ出品。行草体や近代詩文、てん書、かななど多種多様で力強い作品が並んでいる。毎日書道展の出品作12点や市展の出品作3点もある。

 線﨑代表(79)は「会員はコロナ禍の中、意欲的に作品づくりに取り組んだ。毎日展出品の大作や個性豊かな軸装もあり、見応えのある書作展に仕上がっている。会員の強い思いが込められた作品を多くの人に見てもらえたらうれしい」と話している。

 時間は25日が午後5時まで、26日は午前9時~午後4時。

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