宇賀なつみ 初エッセイで旅の魅力つづる 〝完全フリーランス〟の理由も初めて告白

フリーアナウンサーの宇賀なつみ(36)が25日、東京・紀伊國屋書店新宿本店で初エッセイ集「じゆうがたび」(幻冬舎)の発売記念イベントを開いた。

旅好きの父親の影響を受け、これまで国内、海外30カ国を巡った。昨年夏にスイス旅行を終え、秋に執筆作業を行った。「旅には余白があり、その余白に自分自身の声を聴くことができる。ただ自分になる感覚が好きです」と魅力を語った。タイトルには〝自由〟〝宇賀〟〝旅〟の意味が並列に並び、番組で共演した放送作家・小山薫堂氏が名付けた。

テレビ朝日の局アナとして、平日朝の帯番組を担当した頃は、金曜夜に出発し、日曜夜に帰宅する旅を度々行った。メキシコ旅行では、帰国便が機材トラブルに見舞われ、月曜日の午前5時に帰国した失敗談も披露された。

2019年4月にフリーに転身。現在はマネージャー業務や経理業務をすべて一人でこなす〝完全フリーランス〟として働く。「どうして、ってよく聞かれますが、その答えを初めてちゃんと書けたと思っています」と語った。

旅をテーマにしたグラビアも収録された今作。年末年始はインド、モルティブを旅するなど、宇賀の旅はまだまだ続きそうだ。「あんなに大変だったのにもう、もっと書きたいと思っています。そのためにもたくさんの方に読んでほしいです」と呼びかけた。

宇賀なつみ「じゆうがたび」に収められたグラビア(C)幻冬舎、撮影・菊地泰久
出版記念イベントを開いた宇賀なつみ=都内
宇賀なつみ「じゆうがたび」(幻冬舎)書影

(よろず~ニュース・山本 鋼平)

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