鉄道古物販売会を開催 真岡鉄道など4社 3月5日に真岡・キューロク館で

真岡鉄道が出品する全線開通100周年記念看板

 【真岡】茨城県と、真岡鉄道など同県内を走る地域鉄道会社4社は3月5日、「鉄道古物販売会」を台町のSLキューロク館イベント広場で開く。新型コロナウイルスなどの影響で利用客が減る中、鉄道に興味を持ってもらうことなどが狙い。真岡鉄道の竹前直(たけまえあたる)さん(29)は「珍しい物がそろっているので、ファンの方はもちろん一般の方にも見に来てほしい」と呼びかけている。

 同県は、厳しい経営環境が続く地域鉄道を盛り上げようと、2021年度から4社と協力してさまざまな鉄道利用促進企画を展開している。同様の販売会を昨年1月に同県大洗町で初開催したところ好評だったため、2回目を企画した。

 販売会に参加するのは真岡鉄道のほか、関東鉄道と鹿島臨海鉄道、ひたちなか海浜鉄道。各社が実際に使用したヘッドマークやキロポスト、駅名標、信号機など、さまざまな鉄道グッズを出品する。

 真岡鉄道は、20年12月の真岡線全線開通100周年を記念し茂木駅に掲示した横約140センチ、縦約50センチの看板や、昨年春に運行した「SLましこ」のヘッドマークなどを用意する予定。

 午前10時〜午後2時。午前10時からは20分間隔で5回、入場を各回20人に制限する。整理券が必要で、同8時半〜9時半に抽選配布する。同11時40分以降は整理券がない場合もフリーで入場できる。購入は1人2点まで。駐車場に限りがあるため主催者は公共交通機関での来場を求めている。

 (問)同社0285.84.2911。

 

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