灯の回廊 雪・光・古民家 幻想的に 上越市6地区特色生かし

飯田邸に向かう通路もキャンドルでライトアップされた(大島区)

 上越市内の6地区で25日夜、「灯(ともしび)の回廊」が行われた。雪原に趣向を凝らしたキャンドルがともされる上越の冬の風物詩。幻想的な風景が多くの人を楽しませた。
 同イベントは安塚区、大島区、浦川原区、牧区、高士区、名立区で行われ、約20カ所の会場は特色を生かして配置されたキャンドルの明かりが揺れ、雪像や地元の飲食ブースが訪れた人を出迎えた。会場を結ぶ道路沿いも雪灯籠などで照らされた。
 浦川原区の国道253号沿い会場は事業所や公共施設の前などに雪像を作り、キャンドルを配置。着色してキャラクターや動物を描くなど多くの種類が見られた。
 大島区の菖蒲会場は国登録有形文化財の飯田邸を会場に、雪原や雪灯籠で歴史的建物をライトアップした。建物内では名物のそば、駐車場ではラーメンやおこわなどを販売。見学に訪れた人や、日中から雪灯籠などを作り点火した地元の住民も大勢足を運んだ。

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