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パンは好きですか?
菓子パンや惣菜パンもいいですが、普段の食事にパンをそえる。
それだけでも少し雰囲気が変わりますよね。
そんな、食卓に並ぶことも多いパンですが、食パンやバケットだけじゃなく、いろいろな種類の食事パンがあるんですよ。
パンのバリエーションが増えると、その日のメニューやお酒との相性でパンを変えてみたりと、食事の楽しみかたも広がります。
今日の食事はちょっとだけパンにこだわってみたい。
実は、そんな時にお勧めしたいお店が福山市にあります。
おいしい食事と、食事といっしょに食べるパンにこだわった店。
それが「ソウモクコーヒー・ブランジェリー・ブラッスリー・フジワラ(SOUMOKU coffee BOULANGERIE BRASSERIE Fujiwara:以下、ソウモクコーヒー・フジワラ)」。
福山市北部・加茂町にあるベーカリー・カフェです。
オーナーの藤原さんがパン屋の修業をしたのち、「おいしい食事とともにパンを楽しむ」というコンセプトをもとに創業しました。
おしゃれな店内でおいしいフードやデザートも楽しめ、買ったパンは持ち帰り食べてもいいですし、店内でも食べられます。
そんなおいしい食事とパンを楽しめる店、ソウモクコーヒー・フジワラを紹介しましょう!
ソウモクコーヒー・ブランジェリー・ブラッスリー・フジワラは2023年(令和5年)2月12日で加茂町での営業を終了し、2月20日から福山市大黒町へ移転しました。
以降の掲載内容は、移転前のものとなります。
【移転先住所】
福山市大黒町1番23号F番
ソウモクコーヒー・フジワラはパン屋とカフェが融合した店
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ソウモクコーヒー・フジワラは、きれいな紺色の外観が目を引くお店です。
「コーヒー」が店名に付いていますが、メインはパン屋であり、カフェでもあるソウモクコーヒー・フジワラ。
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長年にわたりパン屋で修業した店のオーナー・藤原 建作(ふじわら けんさく)さんがつくるこだわりのパンを販売しています。
なかでも、ハード系などの食事パンが看板商品です。
また、サンドイッチやデザートなど、パンをつかった料理も店内で食べられます。
フードはどれも本格的で、盛り付けもきれいなものばかりです。
もちろん、買ったパンも店内で食べられます。
ただしこの場合、ドリンクの購入が必須です。
ソウモクコーヒー・フジワラのおすすめのパン
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2023年(令和5年)2月時点の情報。価格は消費税込
ソウモクコーヒー・フジワラでは、たくさんのパンをつくっています。
そのなかから、お店おすすめのパンを紹介します。
「α パン・ド・カンパーニュ」は店イチオシの逸品
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「α (アルファー) パン・ド・カンパーニュ」(421円)は、店長イチオシの商品です。
石臼挽きの小麦粉と自家製酵母を使って、長時間熟成させています。
「湯種仕込み」で、うまみのある食事パンです。
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たしかに、食べたときのとてもモッチリとした食感が印象的でした。
「120hのαバゲット」は弾力のある生地がポイント
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「120hのα(アルファー) バゲット」(378円)は、いわゆるフランスパンです。
細長い形がインパクト大!
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バゲット・カンパーニュを高加水(含まれる水分量が多め)にしたもので、湯種仕様です。
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表皮(クラスト)はパリッと香ばしく、中の生地(クラム)はモッチリとした弾力のある食感でした。
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噛むほどにパンならではの味わいが広がります。
「加茂食パン」は一番人気の商品
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「加茂食パン」(313円)は、いわゆる食パンです。
所在地の名を取った自慢の食パンは、なんとソウモクコーヒー・フジワラの一番人気の商品だそう。
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加茂食パンも、高加水・湯種仕込み・長時間熟成です。
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焼いてトーストにして食べてみると、とても香ばしく、同時にモッチリとした弾力が楽しめる生地でした。
食パンの上部には、粉で葉の模様が描かれていて、おしゃれです。
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なお、ミニサイズの「加茂食パン ミニ」(302円)もあります。
クロワッサン
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「クロワッサン」(270円)はパン屋でよく見かける種類のパンです。
ソウモクコーヒー・フジワラでもクロワッサンがあり、人気があります。
クロワッサンは、甘い味付けをしている印象がありませんか。
ソウモクコーヒー・フジワラでは「食事とともにパンを」をコンセプトとしているので、甘い味付けをしていません。
表皮がサクサクッとし、中はフワッとやわらかです。
そして生地のうまみと、たっぷり使われているバターの甘い香りが口内に広がります。
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料理とともに食べてもおいしいクロワッサンです。
なお、ミニサイズの「ミニクロワッサン」(108円)もあります。
「パン・ド・カンパーニュ・スーパーフード」は栄養価が高くてヘルシー
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2023年2月時点で、移転準備のため販売を終了しています
「パン・ド・カンパーニュ・スーパーフード」は、文字どおりα パン・ド・カンパーニュにスーパーフードを混ぜ込んだものです。
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パン・ド・カンパーニュ・スーパーフードで使っているスーパーフードは、以下のとおりです。
- アマニ
- キヌア
- モチ麦
- チアシード
- アマランサス
モッチリとした生地の中に、ときどきあらわれるスーパーフードの食感がおもしろいです。
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パン・ド・カンパーニュ・スーパーフードも、ハーフサイズ(170円)が用意されています。
「シナモンロール」「ピスタチオロール」は菓子パンのなかで一番人気
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2023年2月時点で、移転準備のため販売を終了しています
食事パンに力を入れているソウモクコーヒー・フジワラですが、菓子パンも扱っています。
菓子パンのなかでとくに人気があるのが、「シナモンロール」と「ピスタチオロール」です。
シナモンロールは、バターをタップリと使ったサクサクの生地が特徴。
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中には、シナモンシュガーを巻いているので、シナモンのよい香りが楽しめます。
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ピスタチオロールは、無着色のピスタチオペーストをたっぷり使っています。
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さらに、アーモンドクリームとハイカカオチョコ(カカオ多めのチョコ)クリームもタップリ。
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ピスタチオは、ナッツ状態のままでしか食べたことしかないので、最初はビックリしました。
シナモンロールもピスタチオロールも、どちらもフンワリとした生地とぜいたくな甘さで、シナモンやピスタチオそれぞれの風味もしっかりと楽しめます。
「ブリオッシュ・フィュテ」はバターの風味が香るリッチなパン
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2023年2月時点で、移転準備のため販売を終了しています
オーナー・藤原さんおすすめの菓子パンが、「ブリオッシュ・フィュテ」です。
卵などをふんだんに使ったぜいたくなパン「ブリオッシュ」にバターを入れ込んだもの。
フワッとやわらかながら、サクッとした歯ごたえもあります。
甘い香りもたまりません。
「クレーム・オ・ブール」はコクのあるパンの中にカスタードクリーム
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2023年2月時点で、移転準備のため販売を終了しています
ソウモクコーヒー・フジワラではクリームパンもあります。
でも、ちょっとひと味違うんです。
それは「クレーム・オ・ブール」という名前。
生地をバターや卵・生クリームで仕込み、コクのあるパンとなっています。
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パンの上部にはザラメが振られていました。
パンの中には、自家製のカスタードクリームが入っています。
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クリームの風味があふれる、甘い味わいのパンです。
「デニッシュ」はサクサクの生地の上に果実がタップリ
2023年2月時点で、移転準備のため販売を終了しています
ソウモクコーヒー・フジワラの「デニッシュ」は、四角い形をしていて、上に果実とクリームが載っています。
取材時には、以下の2種類を食べました。
- パイナップルとクリームチーズクリーム
- フランボワーズとクリームチーズクリーム
「パイナップルとクリームチーズクリーム」は、サイコロ状に裁断されたパイナップルがたくさん載っています。
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パイナップルの甘酸っぱくみずみずしい味わいがおいしいです。
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とてもフルーティーな印象でした。
「フランボワーズとクリームチーズクリーム」は、キイチゴの一種であるフランボワーズがタップリ。
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酸味が強めですが、それが口の中をフレッシュにしてくれます。
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デニッシュの生地は香ばしくて、とてもサクッとした食感です。
バターの甘い香りもたまりません。
翌日以降は「リベイク」でおいしく食べられる!
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ソウモクコーヒー・フジワラでは、パンの「リベイク(RE BAKE)」を推し勧めています。
パンを買った当日は、軽く霧吹きをしたあとアルミ箔につつんで、オーブンでお好みで2〜5分焼きます。
翌日以降食べる場合は、買って帰ったらすぐ、パンをラップでくるんで冷凍保存しましょう。
食べるときは、食べる10〜20分前に冷凍庫から取り出して自然解凍します。
自然解凍後、軽く霧吹きしてアルミ箔につつみ、オーブンで2〜5分焼いてください。
ソウモクコーヒー・フジワラのカフェコーナー
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移転準備のため、2023年2月時点でカフェコーナーは閉鎖しています。
情報は、2020年(令和2年)6月時点のもの
パンのコーナーの奥にはカフェスペースです。
ゆとりのある空間で、ゆったりと過ごせそうではありませんか。
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テーブル席がメインですが、カウンター席も4脚ありました。
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ソウモクコーヒー・フジワラには、いろいろなランチメニューやデザートがあります。
そのなかから、おすすめの商品を紹介しましょう。
「フィグログ バゲットサンド」はボリューム満点!
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「フィグログ バゲットサンドイッチ」は、オーナー・藤原さんイチオシのフードです。
名前のとおり、バゲットに具を挟んだサンドイッチのこと。
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メインの具材は、フィグログ。
フィグログとはイタリア生まれのイチジクのドライフルーツの一種です。
サンドイッチにはフィグログのほかに、ブルーチーズ、生ハム、クルミのフィグも入っています。
皿にはサンドイッチのほか、サラダなど、いろいろな野菜が盛り付けられていました。
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盛り付けも美しく、見て楽しめるのもいいところです。
ブルーチーズは、ゴルゴンゾーラという種類を使っています。
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とろけるような食感と、まろやかな塩味です。
メイン具材のフィグログは、大きな円形をしており、一見するとハムのよう。
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イチジクならではのネットリとした舌触りと深い甘さ、フルーティーさやさわやかさが楽しめます。
生ハムはきれいな薄桃色で、ほんのりと透けているほど薄くスライスされていました。
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ネットリとした食感と塩味、肉のうまみが特徴です。
パンはバゲットなので厚くて食べごたえ満点。
皮の香ばしさとしっかりとした触感、生地のモチモチ感があります。
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サンドイッチを一気にかぶりつくと、パンの風味と皮の香ばしさ、ブルーチーズのまろやかな塩味と生ハムのうまみと塩味、そしてドライイチジクの甘さとフルーティーでさわやかな風味が、意外とよく合っていました。
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またパンの外側のしっかりとした食感、生地のモッチリ感、イチジクや生ハムのネットリ感、チーズのトロリ感のハーモニーもおもしろい。
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▼サンドイッチといっしょに盛り付けられている、ベビーリーフのサラダ
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▼キャロットラペ
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▼ゴボウのバルサミコきんぴら
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▼ズッキーニのソテーバジルソース
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▼夏野菜のピクルスディル風
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「バニラ ジェラート×ブリオッシュ フィュテ」はジェラートとパンのハーモニーが魅力
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藤原さんおすすめのデザートが「バニラ ジェラート×ブリオッシュ フィュテ」です。
名前のとおり、ブリオッシュ フィュテのあいだにバニラジェラートを挟んでいます。
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甘く、ひんやりと冷たいバニラジェラート。
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ブリオッシュ フィュテは、卵やバターなどをふんだんに使ったぜいたくなパンです。
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盛り付けも美しく、ソースや食用の花びらなどできれいに装飾されています。
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「珈琲」は備長炭炭火焙煎のオリジナルブレンド
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基本となるコーヒーは「珈琲」一種類のみです。
備長炭を使った炭火焙煎のオリジナル・ブレンド。
ソウモクコーヒー・フジワラでは、サイフォンを使ってコーヒーを入れています。
サイフォンを使うと高温となるので、よりコーヒーの香りが出やすくなるそう。
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ソウモクコーヒー・フジワラでは単一産地(シングル)のものを扱わず、ブレンドのみです。
ブレンドは店独自の味わいを楽しめるので、ソウモクコーヒー・フジワラならではの味を楽しんでもらいたいから、あえてブレンドのみにしているとのこと。
ソウモクコーヒー・フジワラの前身は、福山市東部の春日町にあった「草木珈琲(ソウモクコーヒー)」という喫茶店。
ブレンドに特化しているのは、草木珈琲時代からのこだわりなんです。
ソウモクコーヒー・フジワラのカフェメニュー・テイクアウトメニュー
ソウモクコーヒー・フジワラの店内飲食メニューを紹介します。
価格は消費税別。2020年(令和2年)6月時点のもの
▼ランチメニュー
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サンドイッチ系がメインです。
いずれも単品とドリンクとのセットがあります。
なおランチの注文は午前11時〜午後4時までです。
▼ドリンクメニュー
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コーヒーのほか、紅茶数種類やジュース数種、さらにビールやワインなどのアルコール類もありました。
▼テイクアウトメニュー
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テイクアウトフードの注文は午前11時〜午後4時までです。
食事系を中心としたパンや、おいしくてきれいなフード、さらにこだわりのコーヒーまで楽しめるソウモクコーヒー・フジワラ。
そんなソウモクコーヒー・フジワラのオーナーである藤原 建作さんにインタビューをしました。
ソウモクコーヒー・フジワラのオーナー・藤原 建作さんへインタビュー
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たくさんのパンとおいしい食事が楽しめるソウモクコーヒー・ブランジェリー・ブラッスリー・フジワラ。
オーナーである藤原 建作(ふじわら けんさく)さんに、開業の経緯や店・パンのこだわり、今後の抱負などのエピソードを聞きました。
インタビューは2020年6月の初回取材時に行った内容を掲載しています。
親戚がパン屋でパンが身近だったが、パン屋になりたい気持ちはなかった
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──ずっとパン屋になりたかった?
藤原(敬称略)────
実は、おじがパン屋をやっていたんですよ。
だからパン屋もパン自体もとても身近な存在でした。
ただ、だからといってパンが特別な存在ではなくて。
パンが好きだったとか、パン屋になりたいとかは思っていませんでした。
最初はオートバイのロードレーサーになりたくて、その次は総合格闘家を目指して、ひたすら練習をする日々を送っていましたね。
でも年齢的なことなどがあって断念して、働くことにしたんです。
それで、どんな仕事をしようかと考えたとき、まっさきに思いつくのが、子供のころから親しんでいたパンだったんですよね。
それで、おじがやっているパン屋で働くことにしました。
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──そのころから自分の店を持ちたいという気持ちがあった?
藤原────
いいえ。まだこのころは自分の店を持ちたいという気持ちはありませんでした。
ただ、おじの店でパンづくりの基礎を習得できましたし、そのときの経験は今でもとても役に立っていますね。
おじのパン屋は全国のいろいろなところに店があったので、働く場所もいろいろ。
北海道を皮切りに、横浜などでも仕事をしました。
ある程度働いたあと、別のこともやってみたいと思って、おじのパン屋を辞めて地元の福山に帰省することに。
でも、やっぱりパンの仕事をやりたいと思って、大阪に住んでいたときに気になっていたパン屋で働くことにしました。
自分の店を持ちたいなと思い始めたのは、ここで働いていたころ。
だんだんと「食事パンをメインにしたい」「食事といっしょにパンを楽しめる店をやりたい」など、具体的な構想やコンセプトが定まってきました。
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──それで開業することに?
藤原────
いいえ。すぐ今の店を開業したわけではありません。
その前に開業資金をたくわえるため、給与のいいトラック運転手に転職しました。
トラックの運転手で稼ぎながら、休日などのプライベートを使って、自宅でパンづくりの研究を重ねていましたね。
いろいろなパン屋をめぐってパンの勉強もしました。
パンと料理を楽しめる店を考えていたので、料理の勉強や練習もがんばりましたね。
その後、経営や資金の融資方法などの勉強をするため、福山商工会議所の創業塾に参加しました。
喫茶店とパンの融合した店を開店
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──開業することになったのはいつ?
藤原────
ソウモクコーヒー・フジワラを開業したのは、2019年(令和元年)7月です。
その少し前、パン屋の開業の目途がたち、出店する場所を探していたときに知人の紹介で片岡さんというかたと知り合いました。
片岡さんは、福山市東部の春日町で「草木珈琲(ソウモクコーヒー)」という喫茶店をしていたんです。
そして、近いうち喫茶店を郊外へ移転するという話を聞きました。
私は喫茶店の跡地へ店を出店しようと思ったのですが、片岡さんと話し合った結果、いっしょに郊外へ店を出すことに。
それが、現在の加茂町の場所です。
店名は、片岡さんの店の「ソウモクコーヒー」を継承し、それに私の名前のフジワラを付けました。
で、食事とともにパンを楽しめる店なのでフランス語の「ブランジェリー:パン屋」「ブラッスリー:料理と酒を楽しむ飲食店」を付け、「ソウモクコーヒー・ブランジェリー・ブラッスリー・フジワラ」になったんです。
なお店名は継いでいますが、オーナーは私になっています。
ですから厳密には春日町からの移転ではなく、新規出店という形ですね。
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──ちなみに「草木珈琲」の由来は?
藤原────
片岡さんによれば、森林浴のようにすがすがしい気持ちになって、ゆっくりとリラックスできる喫茶店をコンセプトにしていたことが由来だそうです。
最初は「木漏れ日」とかの言葉を考えていたそうですが、けっこう似たような名前の店があったようで。
それで同じようなイメージで、ほかで使われていない言葉を探した結果、「草木」という言葉に行き着いたようですね。
ただのパン屋ではなく、おいしい食事とともにパンを食べる店を
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──コンセプトが「おいしい食事とおいしいパンを食べられる店」とのことだが、どんな理由で決めた?
藤原────
大阪にいたとき、いろいろなパン屋を見て回っていて、食事とともにパンを出す店があったんです。
それでこんな店がいいなと思ったのがきっかけ。
パンだけの店にしたくないなと思いました。
パン屋ってとても多いので、個性とか店の独自のコンセプトがハッキリしていなければいけないなと考えています。
日本でパンといったら、菓子パンや惣菜パンが多いですよね。
最近ではバゲットなども日常的に食べる人も多くなりましたが、まだまだ食事系のパンは根付いていません。
食事パンもおいしいのがたくさんあるので、多くの人に味わってほしいと思いました。
海外、とくに欧州のように食事パンを日常的に楽しんでもらいたいんです。
そのためには、実際に食事といっしょにパンを食べてもらうのがいいと思うんですよね。
そこで、食事を提供しながらパンも楽しめる店をしたいと思いました。
店での食事を通じて、食事パンの魅力やおいしさを知ってもらいたいなと思います。
高加水・湯種仕込み・長時間熟成によるモッチリとしたパン生地がこだわり
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──ソウモクコーヒー・フジワラのパンには、どんなこだわりがある?
藤原────
コンセプトのとおり、食事系のパンに力を入れています。
一番のおすすめは、カンパーニュですね。
当店は、生地がモッチリとした弾力のある食感の食事パンが多いんですよ。
その理由は、高加水・湯種仕込み・長時間熟成の3つがポイントなんです。
高加水というのは、パンの生地に含まれる水分の量を、通常より多めにしていること。
湯種仕込みは、パンの生地となる小麦粉にお湯をかけたものです。
こうすることで、まるで餅のようなとってもモッチリとした食感を生み出せます。
生地は一晩寝かせて、長時間熟成させているんです。
そうすると、小麦の風味がより感じられ、小麦のうまみや甘みを引き出せます。
ちなみに、長時間熟成は食事パンだけでなく、菓子パンなどでもやっているんですよ。
ほかのこだわりは、自家製酵母を使っていることですね。
自家製の酵母を使うことで、当店ならではの味わいや個性を出せます。
生地のpH(ペーハー)などの調整がしやすくなるのもメリットです。
また酵母は、小麦粉やレーズンでつくっています。
あとは、小麦粉にもこだわっていますね。
北海道など国産のものや、海外のこだわりの品種など、パンに合わせていろいろ選んでいますよ。
自分がつくったパンを使ってくれる飲食店を増やしたい
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──今後の抱負ややってみたいことは?
藤原────
当店のパンを使っていただける飲食店ができればうれしいですね。
当店は食事系のパンにこだわっていますので、飲食店を通じて、もっと当店のパンのおいしさや食事パンの魅力を広めていきたいです。
もうひとつは、夜営業をやってみたいですね。
一時期は月に一度くらいでやってみたのですが、やはりスタッフなどの体制を整えないと本格的な夜営業は難しいなと思いました。
ですので、夜営業へ向けて体制づくりをしていきたいですね。
それと、フードや酒類を充実させていきたいです。
さいごに
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ソウモクコーヒー・フジワラは、福山市北部の郊外なので、市街地から少し離れています。
しかし、わざわざ足を運ぶ価値のある店です。
「食事パンの魅力を知ってもらいたい」という思いのもと、こだわりの詰まったパンを楽しめる店は、とても貴重だと感じました。
郊外ですが、幹線道路沿いなのでアクセスしやすいです。
ぜひ、食事とパンを楽しみに訪れてみてください。
ソウモクコーヒー・ブランジェリー・ブラッスリー・フジワラは2023年(令和5年)2月12日で加茂町での営業を終了し、2月20日から福山市大黒町へ移転しました。
以降の掲載内容は、移転前のものとなります。
【移転先住所】
福山市大黒町1番23号F番