子育て世代の支援策強化 伊勢原市が定住促進施策を拡充

伊勢原市役所

 伊勢原市は2023年度、定住促進につながる施策を拡充する。4月から妊婦健診の助成を拡大し、10月から小児医療費助成の所得制限を撤廃する。子育て世代の経済的負担軽減や支援策強化を図る。

 これまで、市の妊婦健診の助成は計6万円が上限だった。今回、予算に1千万円を計上し、助成額を7万8千円に引き上げる。

 また、小児医療費助成は小学生以上に設けている所得制限を撤廃する。新たに約1500人の児童生徒が助成対象になるという。

 受け入れ体制も充実させ、子育て支援機能を新築する分庁舎に一元化するなどして整備を進める。

 市子育て支援課の担当者は「全ての妊婦が安心安全に出産を迎え、産後も心配なく過ごせるように、今後も子育て支援の充実を図りたい」と話している。

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