PGA初出場のピアスソン・クーディの使用ギア

ピアスソン・クーディ※写真は2022年6月「リブ&ワークインメインオープン」(Omar Rawlings/Getty Images)

23歳の若手有望株ピアスソン・クーディは、プロとしてスタートダッシュを決めている。2022年のPGAツアー大学ランキングでトップだったクーディは、コーンフェリーツアー参戦14大会で既に2勝を挙げた。これには、今月開催された「パナマ選手権」での勝利も含まれる。目下、コーンフェリーツアーのポイントランキングで4位につけており、スポンサー招待により今週の「ホンダクラシック」でプロとして初めてPGAツアーに出場した。

プロ転向に伴い、クーディはテーラーメイドと用具契約を結んだ。アマチュア時代から選手開発を統括する同社のライアン・レッサと緊密に仕事をしてクラブを使用してきたことを考えると、驚きには当たらなかった。

「彼は泥臭いやり方で自分に合った物を探し出すという意味合いにおいては、古典的なスタイルの持ち主であると言えますが、打つべき数値を把握している点では、十分進歩的であると言えます」。レッサはGolfWRXが昨年6月にクーディのセットアップについてインタビューを行った際に述べた。「彼は飛距離、そしてスピン量の検証のため、打ち出し計測モニターを多用します」

プロ転向以降、クーディはドライバー、3番ウッド、アイアンなど使用するギアのいくつかをアップグレードした。

ピアスソン・クーディが使用する1W(提供:GolfWRX, PGATOUR.com)

クーディは昨年、ロフト角9度のテーラーメイド ステルスドライバーを使用していたが、10.5度のステルス2プラスに差し替えた。ステルス2プラスは、ステルスと比較すると、低スピン、低弾道設計となっているため、ヘッドのロフトを若干上げることで、クーディはより簡単に適正なスピン量を適正なウィンドウ(打ち出す方向と高さ)で打てるようになったのである。ただし、シャフトは三菱ケミカルのテンセイ1Kホワイト70TXで変わらない。

アイアンは3タイプを使い分けてウェッジは3本(提供:GolfWRX, PGATOUR.com)

3番ウッドは昨年使用していたステルスプラスから、新しいステルス2プラスにアップグレードした。わずかなフェードバイアスを施すため、新しいヘッドのトウ側に少量の鉛テープを貼っている。また、ヘッドの変更に伴い、シャフトも新しいプロジェクトX HZRDUS 80TXに交換している。

2022年もそうだったように、クーディは引き続き複合アイアンセットを使用している。ただし、クラブ自体はテーラーメイドの最新モデルへとアップグレードしており、4番から6番アイアンは、2023年モデルのP7MCロングアイアン、7番からPWは2023年モデルのP7MBに変更した。また、コースコンディションやレイアウトによっては、5番ウッドに代わるオプションとして、テーラーメイドP790の3番アイアンをバッグに入れることもある。

クーディのバッグを締めくくるのは3本のテーラーメイド ミルドグラインド3ウェッジ(50度、54度、58度)とテーラーメイド ジュノパターであり、パターカバーは、テーラーメイド製で超カスタムメイドのテキサス大学仕様となっている。

パターカバーはテキサス大学仕様(提供:GolfWRX, PGATOUR.com)

使用ギア一覧は次の通り。

ドライバー:テーラーメイド ステルス2プラス(10.5度)
シャフト:三菱ケミカル テンセイ1Kホワイト(70TX)

3番ウッド:テーラーメイドステルス2プラス(15度)
シャフト: プロジェクトX HZRDUS 80TX

5番ウッド: テーラーメイド ステルスプラス(19度)
シャフト: 三菱ケミカル ディアマナPD(80TX)

アイアン: 、テーラーメイドP790(3番)、テーラーメイドP7MCロングアイアン(4番~6番)、テーラーメイドP7MB(7番~PW)
シャフト: トゥルーテンパー ダイナミックゴールド ツアーイッシューX100

ウェッジ: テーラーメイド ミルドグラインド3ウェッジ(50度、54度、58度)
シャフト: トゥルーテンパー ダイナミックゴールド ツアーイッシューS400

パター: テーラーメイドTPジュノ

ボール: テーラーメイドTP5x

(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)

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