元迷惑系ユーチューバー・へずまりゅうが豊島区議選に出馬表明 若者だけに目を向けた政策を過激に主張「ジジイババアは去れ!」

元迷惑系ユーチューバーでインフルエンサーのへずまりゅう(31、本名・原田将大)が26日、東京・池袋で街頭演説し、4月の統一地方選で行われる豊島区議選(4月23日投開票)に無所属で立候補することを表明した。人でごった返す池袋駅前でメガホンを持ったへずまは「今の政治は腐っている。頭のおかしいヤツが出て、変えていかなくては。若者の意見を聴いていこうと思う。日本をしょって立たないといけん」と、山口弁を交えながら熱く語った。

2021年の参院山口補選に出馬して以来、2度目の政界挑戦。「あの時はふざけていた。本気でここに立っている。殺害予告もDM(ダイレクトメッセージ)で来ている」と、出馬の本気度を示した。かつて迷惑系ユーチューバーとして、56人の著名ユーチューバーに〝凸撃〟した実績を強調。「行動力はある。誰よりもある。いつまでも迷惑系ユーチューバーをやりたくない。迷惑かけてすみませんでした」と、謝罪も織り交ぜた。

一番の公約に、若者に寄り添うことを挙げたへずまは「若者の意見をしっかり聴く。おじいちゃんおばあちゃんの話は聴かない。今の政治は老人に優しすぎる。枯れた花に、水をやってもしょうがない。若者が主役の豊島区にしていきます」と過激に主張。多くの人が行き交う池袋駅前で「ジジイババアは去れ!わかったか」と絶叫する場面もあった。

ツイッターだけでも、フォロワー数は9万人。インフルエンサーとして、毎回100万回を超えるインプレッション(表示回数)を武器にする。「議会には毎回出て、来ない議員や居眠りしている議員をSNSでさらし上げる」と予告したへずま。街頭での活動や、ユーチューバーの応援を得て公約を訴えていくとして「知名度はある。若者に目を向ける政策を訴えていけば若者は信じてくれて、票は入れてもらえる」と手応えを見せていた。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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