横浜・港南区のスーパーで販売の馬刺しから大腸菌 市が販売禁止と回収指示 食べた女性に下痢や血便

大腸菌が検出された「馬刺し」(横浜市提供)

 横浜市保健所は26日、ヴェラジャパン(愛媛県)が製造し、同市港南区のスーパーで販売された馬刺しから大腸菌が検出されたと発表した。市はスーパーを営業する会社に販売禁止と回収を指示、製造者を所管する愛媛県松山市に通報した。

 腸管出血性大腸菌O26が検出されたのは、「富士ガーデン上大岡店」(同市港南区)で販売された「馬刺し」(130~250グラム)で、賞味期限が10月4日のもの。

 市によると、2022年11月15日から79個を販売した。今年1月、この馬刺しを食べた30代女性に下痢や血便の症状が生じたことから、市が同2月20日に抜き取り検査を実施し、判明した。女性は一時入院し、現在は退院している。市が因果関係を調べている。

 市は「食べずに返品してほしい」と呼びかけている。問い合わせや返品はヴェラジャパン電話089(979)7833。

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