馬場咲希はメジャー覇者2人と同組「すごく楽しかった」 プレーには反省多く

多くの学びを得たメジャーチャンプ2人とのラウンド(撮影/村上航)

◇米国女子◇ホンダ LPGAタイランド 最終日(26日)◇サイアムCC(タイ)◇6576yd(パー72)

スタートホールから最終ホールのグリーンまで、多くのギャラリーが待ち受けた。渋野日向子、笹生優花のメジャーチャンピオン2人に「全米女子アマ」覇者の馬場咲希が加わった第11組は、終始和やかなラウンドとなった。

馬場は先輩2人とのラウンドに「すごく楽しかったです」と笑顔。マネジメントや気持ちの切り替え方を学びつつ、ゴルフ以外の話にも花が咲いた。馬場が持つ手羽先を模したキーホルダーを見れば、「手羽先の何が好き?」「どうやって食べるの?」と話題が広がる。「渋野さんは場を和ませてくれて、笹生さんはすごく面白い。私もリラックスしてできました」と、のびのびと最終日をプレーした。

まるで最終組のようなギャラリーの数(撮影/村上航)

一方で、プレーを振り返ると肩を落とした。「ショットもパットも全てうまくいかず、最後まで感覚をつかむことなく終わってしまった」と4バーディ、2ボギー1ダブルボギーの「72」。スタートホールの1番(パー5)は持ち前の飛距離を生かしてバーディ発進を決めたが、4番(パー3)、5番とバンカーにつかまり連続ボギー。9番もバンカーの目玉に苦戦してダブルボギーとし、通算9アンダー34位に後退して大会を終えた。

「もっと上手くなりたいし、米ツアーにまた来たい」と意気込む17歳は、全米女子アマ優勝の資格で今季海外メジャー4試合に挑戦する。「海外の難しいコースで、アプローチが勉強になったところがあった。それをしっかり生かせるようにしたいです」。まずは帰国後、3月17日開幕の「Tポイント×ENEOSゴルフトーナメント」(鹿児島高牧CC)で今週得たものを発揮したい。(タイ・チョンブリ/谷口愛純)

手羽先の話?(撮影/村上航)
ずっと楽しそう(撮影/村上航)

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