カズ、ポルトガルで56歳の誕生日 「なんとかプレーで応えたい」

誕生日を祝福される、サッカーのポルトガル2部リーグ、オリベイレンセの三浦知良((C)ヤナガワゴーッ!)

 サッカーの元日本代表で、J1横浜FCからポルトガル2部・オリベイレンセに期限付き移籍中のFW三浦知良が26日、56歳の誕生日を迎えた。現地からオンライン取材に応じ、「今の自分の力で試合に出るのは本当に大変なことだが、チームは僕を受け入れて本当に親切にしてくれる。なんとかプレーで応えたい」と抱負を語った。

 毎年恒例の会見には「ポルトガルの国旗をイメージした」と、深緑のスーツに赤いストライプのシャツで登場。渡欧から1カ月が経過し、現地での生活にも慣れてきたという。

 現在はチームに合流し、試合出場に向けて調整を続けている。欧州独特の粘土状のグラウンドへの適応に苦しんでおり、「ちょっとした筋肉系の疲労感や炎症、細かな問題がたびたび起こってコンディションを上げきれないでいるのが現状」と説明した。

 今季3部から昇格したチームは現在8位。三浦は「まずはみんなと協力して残留を成し遂げたい。個人としては非常に厳しい戦いだけれど、1分でも長くピッチに立って勝利に貢献したい」と意気込んだ。

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