主将奮闘記 大分高校バスケットボール部 緒方梨乃(2年) 【大分県】

全国高校総体、全国高校選手権大会(ウインターカップ)と全国の舞台で得点力の高さは証明済み。身長167cmと決して高さはないが、自分より身長の高い選手に向かっていく気持ちの強さ、得意のパワフルなドライブからジャンプショットで得点を量産する。キャプテンになっても気負うことなく、常に自然体。「全国で勝てるチームになる」ために得点力に磨きをかける。

Q:キャプテンになった経緯は?

大分中学のときもキャプテンだったので、その流れかなと思っています。(代替わりして)本格的に新チームがスタートした年明けに、先生から「キャプテンやるよな」と言われて、「やります」と言いました。キャプテンシーはないけど、プレーで引っ張り、練習からみんなのお手本となるようなキャプテンになろうと思っています。

Q:理想のキャプテン像は?

東京五輪の女子バスケ日本代表のキャプテン高田真希選手。自伝本を読んだときにキャプテンとして常に周りに気配りをして、元気がない子がいたら声を掛けたり話を聞くというようなことが書いてあった。それが響いたので実践しています。

爆発的な得点力でチームを引っ張る緒方梨乃

Q:今年のチームの特徴は?

個性が強い、ヤバいです(笑)。うるさくてチームをまとめるのは大変ですけど、楽しく練習できています。昨年のチームはパスで崩すことができましたが、今年はプレースタイルが違う。2年生が多く、みんなディフェンスを頑張れるので、体力を温存せずにコートに立てば全力プレーを出し切るようなチームになりたいです。

Q:これまでの全国大会に出場して得たことは?

チームとしてはリバウンドが取れないのが課題。そして、ディフェンスの大切さを学びました。個人としては手応えがありました。県大会と同じように点は取れました。修正しなければいけないのは、1クオーターからぶっ飛ばすこと。試合の入りが大事なので、力強いプレーで得点を取って、チームに勢いを与えたいと思いました。1試合平均30得点、リバウンド10、アシスト10を目指したい。得点は自信がありますが、もっと精度も高めたいです。

Q:今後の目標は?

全国で勝てるチームになること。そのためには練習を無駄にしたくない。これから全てが最後の大会になるので、悔いの残らないように全力でプレーしたいです。ほとんどの人が6年間一緒にプレーしてきたので、その集大成となるように最高のパフォーマンスをして、笑顔で終わりたい。今年はいいチームができそう。伸びしろしかないです。

全国で勝てるチームになることが目標となる

(柚野真也)

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