ダイナミクスの告示書（TSR撮影）
（株）ダイナミクス（中央区日本橋大伝馬町１２－７、登記上：京都市中京区新町通四条上ル小結棚町４２８、設立２０１７（平成２９）年３月、資本金１０００万円、斎藤泰社長）は２月２７日、東京地裁に破産を申請し同日、開始決定を受けた。申請代理人は飯塚陽弁護士（ＴＭＩ総合法律事務所、港区六本木６－１０－１）。破産管財人には清水祐介弁護士（ひいらぎ総合法律事務所、港区西新橋１－６－１３）が選任された。
※TSR企業コード:024158100、法人番号:3010001182197
飲食業や不動産賃貸、リサイクル店などを経営していた京都市内の企業より、吸収分割で飲食事業の一部を承継するかたちで実質的に事業を開始し、投資ファンド主導による経営体制となっていた。
京都府内をはじめ関西地区を主体にお好み焼き「いっきゅうさん」、焼き鳥「鳥二郎」、日本酒居酒屋「きさらぎ」など、多様なブランドで飲食店を展開するほか、一部は飲食チェーンのＦＣ店舗も運営。２０１９年５月期には全国１００店舗以上に拡大し、売上高７７億５３００万円をあげていた。
しかし、新型コロナウイルス感染拡大による影響が業績を直撃、コロナ禍以降は売上高減少と大幅赤字の計上が続き、債務超過に転落した。この間、業容の縮小などリストラ策を講じていたものの経営も限界に達した。
