
佐賀市の坂井英隆市長は27日、市役所で井野俊郎防衛副大臣と面会した後、記者会見し、陸上自衛隊の輸送機V22オスプレイの佐賀空港(同市)配備計画を受け入れると表明した。佐賀県の山口祥義知事は2018年に計画を容認したが、坂井氏は明らかにしていなかった。
計画では17機を配備する。地元漁協が昨年11月「空港を自衛隊と共用しない」とした県との協定を見直したことを受け、防衛省は昨年末から今月にかけ、住民らへの説明会を計5回開いた。
坂井氏はこれまで「住民への影響などの論点を整理し、(受け入れるかどうか)判断する」と述べるにとどめていた。