「ペンディングトレイン」なにわ男子・藤原丈一郎がGP帯の連ドラ初出演。井之脇海、古川琴音らとサバイバル生活

井之脇海、古川琴音、なにわ男子・藤原丈一郎が、TBS系で4月にスタートする連続ドラマ「ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と」(金曜午後10:00、開始日未定)に出演することが分かった。

山田裕貴が主演を務める「ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と」は、金子ありさ氏が手掛ける完全オリジナルの予測不能のヒューマンエンターテインメント。同じ電車に偶然乗り合わせた見ず知らずの乗客たちが突如、前代未聞の出来事に巻き込まれ、電波が通じない上に水も食料もない極限下で懸命に生き、元の世界に戻ろうとする姿を描く。

8時23分、いつもと変わらない朝。都心へと向かう電車では、SNSをチェックしたり動画を見たりとほとんどの乗客がスマートフォンを見ていた。昨日と同じ今日を迎える…誰もがそう思っていた。しかし、突如として都心へと向かう電車の一両が、未来の荒廃した世界にワープしてしまう。SNSはおろかスマホ自体が役に立たない世界に突然放り出された乗客たち。偶然か運命か? 乗り合わせていた乗客たちによる、生き抜くためのサバイバル生活が幕を開ける。

この電車に乗り合わせた乗客で、メディアでも活躍するカリスマ美容師・萱島直哉役を山田、正義感あふれる消防士・白浜優斗役を赤楚衛二、高校の体育教師・畑野紗枝役を上白石萌歌が演じることを発表されているが、今回発表となった井之脇、古川、藤原も同じ電車に乗り合わせた乗客役を務める。

井之脇が扮(ふん)するのは、日本随一の有名大学の大学院農学部・生命科学科で研究する大学院生・加藤祥大。一見、温和で穏やかに見えるが、実は気難しくて友達が少なく、1人の時間を好む人物。そんな彼がこの極限の状況下で今まで関わることのなかった人々と生活を共にすることで、心情や周囲との関わり方に変化が起きていく。

また、古川は、ネイリストの渡部玲奈役を務める。欲しい物を手に入れるためには手段を選ばず、他者を犠牲にすることもある徹底的な個人主義で、この状況の中でも、自分本位なわがままな振る舞いで和を乱してしまう。そんな彼女も、過去にまつわるコンプレックスを抱えているキャラクターだ。

そして、今作がゴールデン・プライム帯の連ドラ初出演となる藤原は、ゲームやイラスト、漫画などのポップカルチャーを学ぶ専門学校に通う明るく口達者な関西人・米澤大地役を担う。この状況下でも、どこか陽気で能天気で好きなライトノベルやコミックの設定を次々と披露し、さまざまな仮説を立てては皆を混乱させる困った一面があるが、そのポジティブな明るさで周囲の心を和ませる乗客一の愛されキャラとなる。

「人と関わるのが少し苦手な祥大が、この極限状態の中で、どう他人と関わり、どう自分の知識を役に立てていくのか演じるのが楽しみです」と期待する井之脇は、「生きるために赤の他人と手を取り合い困難に立ち向かう姿に、心を揺さぶられ、それと同時にもし自分がこの環境におかれた時に、彼らのような行動がとれるのか、とても考えさせられました」と脚本を読んだ感想を伝え、「登場人物たちが、不器用だけど一生懸命に、人とつながっていく様子に、ハッとさせられる瞬間がたくさんあるドラマになると思います。もしも自分だったらどう行動するだろうか、そんなことを考えながら皆さまに見ていただけたらうれしいです」と呼び掛ける。

一方、「脚本を読んでみて、自分1人じゃ生きていけないと分かった時、人のありがたさと同時に自分の個性に気付くのかもしれないと思いました。“当たり前”の正体って、一体何なのだろうと考えるきっかけになりました」という古川は、「私が演じる渡部玲奈は奇抜なファッションや非常識な言動が目立つ人物です。そんな彼女の特徴を単なるキャラクター要素ではなく彼女のこだわりや考え方が見えるように大胆に、繊細に演じていきたいと思います」と役作りに触れる。続けて、「この作品の見どころは圧倒的キャラクターの多様性。共感できるキャラクターがいることはもちろん、身の回りの人に重ねてみたり、現実では関わることのなかった人たちのことを想像しながら、お楽しみいただけたらと思います」と作品の魅力を語っている。

藤原は「台本を初めて読んだ時、非現実的な展開に、『次は何が起こるのか?』という楽しみな気持ちになり、“当たり前が当たり前じゃなくなる”そういった恐怖心や、人とのつながりをあらためて考えさせられる作品だなと感じました。演じる米澤大地は、関西人の専門学生でいつも明るくて周りを楽しませる人物。ゲーム好きの陽気なキャラクターなので、物語が進むごとに必要不可欠な役になれるよう頑張ります! また撮影期間中は、共演者の皆さまからたくさん学ばせていただき、役と一緒に僕自身も成長していきたいと思っています」と意欲をにじませる。加えて、「予測不能なストーリー展開や登場人物の信頼関係など…たくさんのメッセージが詰め込まれている作品なので、そういった部分を視聴者の皆さまに多く感じていただきたいです」とメッセージを寄せている。

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