ヤフー、不適切ID56%減 投稿時の携帯登録義務化で

スマホで「ヤフーニュース」を確認する女性=東京都豊島区、2020年6月

 ヤフーは27日、ニュース配信サイト「ヤフーニュース」で、誹謗中傷を含む不適切な書き込みを重ねたとして投稿停止措置を課したID数が56%減ったとの調査結果を発表した。コメント欄に意見や感想を投稿する際に携帯電話番号を登録するよう昨年11月に義務化したことで、不適切投稿の抑制に一定の効果があったと説明している。

 義務化前の昨年10月と、義務化後の昨年12月から今年1月までの平均を比較した。ヤフーによると、規約違反となる投稿を重ねる利用者に行う警告表示回数も、22%減少した。交流サイト(SNS)などインターネットでの誹謗中傷は、自殺者が出るなど深刻な社会問題となっている。

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