中国からの水際対策緩和 3月1日、無作為検査に

 松野博一官房長官は27日の記者会見で、中国からの水際対策を3月1日午前0時から緩和すると発表した。中国本土からの直行便の渡航者全員を対象としてきた新型コロナウイルスの検査について、対象者を無作為に抽出するサンプル検査に切り替える。出国前72時間以内の陰性証明提示を義務付ける措置は今後も続ける。

 これまで中国本土からの直行便到着を成田、羽田、関西、中部の4空港に限定していたが、松野氏は「本土便を含め4空港以外への到着と増便を認める」と述べた。

 松野氏は緩和の理由について、入国者の陽性率が比較的低い水準で推移していると説明した。

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