東京・六本木駅エレベーター再開 2カ月ぶり、深さ42mの日本一

都営大江戸線六本木駅で修理が終わり、利用が再開されたエレベーター=27日午後、東京都港区

 地下鉄の駅で日本一深い場所にある東京都港区の都営大江戸線六本木駅で27日、故障に伴い利用停止中だったエレベーターが約2カ月ぶりに再開した。製造元の外国企業が日本から撤退しており、部品の取り寄せに時間がかかった。都交通局の担当者は「バリアフリー設備なのに長く利用できず大変申し訳ない」と話している。

 都交通局によると、大江戸線六本木駅は最も深いホームが地表から約42メートルの地下7階にある。昨年12月17日、地下1階と地下5階を結ぶエレベーターが故障。フィンランドのコネ社製で2000年に設置された。既に日本から撤退し、部品確保のめどが立たなかった。

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