「これ以上特別抗告をするな」袴田事件の再審決定後 検察に申し入れ方針確認 弁護団が会合

再審=裁判のやり直しの可否について、東京高裁が3月13日に決定を示すいわゆる袴田事件。弁護団が2月27日、最後の会合を開きました。

1966年に旧清水市(現静岡市清水区)で一家4人が殺害されたいわゆる「袴田事件」。死刑が確定している袴田巖さんの再審=裁判のやり直しをめぐっては、3月13日に東京高裁が再審の可否を示す予定です。

袴田さんの弁護団と支援者は2月27日、都内で最後の会合を開きました。会合では、東京高裁が再審開始決定を出すことに期待し、決定後、検察側に特別抗告をしないよう速やかに申し入れをする方針を確認しました。

<袴田弁護団 小川秀世事務局長>

「いい決定が出るというのは確信していますので、検察庁に『これ以上、特別抗告をするな』と。早く袴田さんを解放することが、検察にとっても必要」

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