畔上(関根学園出)MGCへ 自己新で出場権獲得 大阪マラソン

 来年のパリ五輪の代表選考会、MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)の出場権を懸けた大阪マラソンが26日に大阪市内で行われ、妙高市出身の畔上和弥選手(26、トヨタ自動車、関根学園高―帝京大出)が2時間8分29秒の自己ベストをマークし、MGCの出場権を獲得した。12月の防府読売マラソンの結果(2時間9分27秒)と合わせ2レースの平均タイムが2時間10分を下回り、ワイルドカードで出場条件をクリアした。
 畔上選手は先頭集団に付けてレースを運んだ。30キロ地点でペースメーカーが外れるとレースが動き、畔上選手は32キロ辺りから遅れ始めたが、終盤の落ちを最小限にとどめて粘り、2時間8分29秒、23位でゴールした。
 レース後「(MGCの出場権を獲得し)ほっとしている。前回のマラソンから、ラストチャンスと思い準備してきた」と話し、「状態は良かったが、後半は力不足を感じた」と課題も口に。MGCに向け「(出場選手は)格上ばかりだが、やるからには最高の準備をして当日を迎えたい。100%の力を発揮できるように一日一日を大切にしたい」と、一発勝負に懸ける意欲を表した。
 MGCは10月15日に行われる。
 同じ選考レースの東京マラソン(3月5日)には、上越市出身の金森寛人選手(29、小森コーポレーション、関根学園高―拓殖大出)が挑む予定。

畔上和弥

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