マカロニえんぴつが結成10周年記念ブックのトークショーを開催!「また15周年も本を作りたい」

ロックバンド・マカロニえんぴつが、結成10周年のアニバーサリーブック「マカロニえんぴつ 10th ANNIVERSARY BOOK -マカロニくろにくる-」発売記念オンライントークショーを、東京・代官山の蔦屋書店で開催。会場にはメンバー全員が登壇し、参加申し込み者の中から抽選で招待された50人を前に、アニバーサリーブックの撮影裏話などを語った。

それぞれの個性が爆発しているメンバーソロ企画について、熱波師・井上勝正氏から“熱波道”を学んだギター・田辺由明は、“サウナそのもの”と呼ばれる井上氏のカリスマ性や、最近食べておいしかったサウナ飯を明かし、YouTuber・はらぺこツインズとすし食べ放題の大食い対決を行ったキーボードの長谷川大喜は、「はらぺこツインズさんに対して、僕は“まんぷくシングル”でした」と対決を振り返りつつ、はらぺこツインズの食べる驚異のスピードを再現して、会場を盛り上げた。

和歌山県でアニメ「サマータイムレンダ」のゆかりの地を巡ったベースの高野賢也は、雨でメインの目的地だった島に行くことができなかったことをはじめ、ロケで起きたさまざまなハプニングを明かし、「マネジャーさんに『お払いに行った方がいい』とマジなトーンで言われました(笑)」と告白。

ボーカル&ギター・はっとりの映画やドラマの憧れのキャラクターになりきったコスプレ企画については、メーキング動画も公開。目をしっかりつぶらなければいけなかったため“目を食いしばった”という、あるキャラクターの撮影の際のエピソードを語り、「苦労が映像とともに伝わって報われました(笑)」とコメント。

表紙&巻頭企画にもなった草野球については、次回のリベンジマッチへの会議も繰り広げられ、「リベンジマッチの秘策はありますか?」という読者からの質問に対して、「今回参加できなかった、野球経験者の(マカロニえんぴつの)スタッフに参加してもらう」という高野。一方、「特別ルールで大ちゃん(長谷川)だけ3打席設ける。一番打てるから」「次回は(サポートドラムの)高浦(“suzzy”充孝)を誘わない」と、はっとりも作戦を練り、次回の試合へ向けて意気込んだ。

さらに、それぞれのお気に入りページに関して、はっとりは「お世話になった方からコメントをいただけたこと」と、“SPECIAL MESSAGE FOR マカロニえんぴつ”の企画を挙げ、「(奥田)民生さんのコメントが本当に適当でうれしかった(笑)」と述懐。田辺は「“キーパーソン”のインタビューページ。高浦とか、(マネジャーの)江森さん、近江さんとか、近くにいる人たちがあらためてこういうふうに思っているんだ、と分かって面白かったしうれしかったです」と述べ、長谷川は「巻末のページで、みんなで町中華を食べている時の写真がすごく好き」、高野は「(高野のソロ企画で)『サマータイムレンダ』の原作者の田中靖規先生にイラストを描いていただいたこと」と、それぞれ答えた。

その後も続く読者からの質問に、予定よりも大幅に時間をオーバーしてイベントは締めくくりへ。最後に「メンバー同士、互いにメンバーのことを知れました」(高野)、「この本でいろいろ僕たちのことを知った上でまたライブに来てもらいたいです」(長谷川)、「10周年ということで僕らの好きなこと、ご褒美みたいなことをやらせてもらいました」(田辺)、「マカロニえんぴつを形成しているのは、この10年にあったたくさんのすてきな出会いで、いろんなユーモアに囲まれてきたんだなと、あらためて自分でも感じる1冊になりました」(はっとり)と、4人が思いを口にした。

イベント終了後、田辺は「今日以降もまた繰り返し読んでもらって、あらためて楽しんでもらえると思います。僕らにとっても大事な本になったので、皆さんにとっても大事な本になったらうれしいです」と話し、はっとりも「裏話をお客さんの前で話せて、一緒にトークできた感覚で楽しかったです。また15周年も本を作りたいなと思いました」と期待を寄せるなど、オンライントークショーを楽しんだ様子だった。

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