地元企業向け採用支援新サービス 3月から山陽新聞社

企業や団体をさまざまな角度から紹介するウェブメディア「ダシマス岡山」の準備画面

 山陽新聞社(岡山市北区柳町)は3月から、地元企業向けに新たな採用支援サービスを始める。採用マーケティング事業を手がけるインビジョン(東京)と業務提携。同社が開発した求人情報一括管理・配信ツール「HRハッカー」と、会社紹介のウェブメディア「ダシマス岡山」に有料で求人情報や記事を掲載する。

 新聞社が持つ地域情報の発信力に、インビジョンの採用マーケティング戦略を加え、地域活性化に欠かせない雇用課題の解消を目指す。

 HRハッカーは、募集原稿の作成から応募者の管理、選考日程調整など、採用業務全般を効率的に一括管理できるシステム。作成した求人情報は「インディード」や「求人ボックス」など複数の人気求人情報サイトに自動配信され、幅広く拡散できる。

 ダシマス岡山には、企業のトップをはじめ、さまざまな社員を取材し、経営理念や職場の雰囲気など社風が伝わる記事を掲載。パソコンやスマートフォンを通じて無料で読める。求職者にとっては、入社前後で生じるミスマッチ解消につながる。

 情報と記事の掲載料はHRハッカーが年間契約で月額1万9800円から、ダシマス岡山は8万8千円。初年度1千万円の売り上げを見込む。問い合わせは、山陽新聞社広告本部(086―803―8013)。

 同社は既に新卒採用支援事業を展開中。今回の新事業は転職などを含め常時人材募集中の事業所を主な対象にしている。

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