世界自然遺産の島・奄美の船旅は魅力いっぱい 博多駅、九州新幹線で3月末までキャンペーン

九州新幹線内に掲示している奄美群島への船旅をPRするポスター(県旅客船協会提供)

 鹿児島県旅客船協会は、奄美群島を結ぶフェリーの利用促進や世界自然遺産に登録された島の観光振興を目指し、3月末までキャンペーンを実施している。

 博多駅構内では一部期間に、船旅や奄美の魅力をまとめた映像を大型ビジョンなどで流すほか、クリアファイルなど協会のオリジナルグッズを配る。九州新幹線「つばめ」の車内には2種類のPRポスターを掲示する。

 ウェブサイトのアンケートに答えると、抽選で奄美航路の乗船引換券が当たる企画も実施している。同協会は「奄美群島が日本復帰70周年を迎える記念すべき年。これを機会に船旅の認知度を広めたい」と説明する。

 協会によると、鹿児島-奄美航路の旅客輸送実績は2020年以降、新型コロナウイルス禍で落ち込んだ状況が続く。22年はやや回復したものの、コロナ禍前の19年比37%減の17万7000人だった。

九州新幹線内に掲示している奄美群島への船旅をPRするポスター(県旅客船協会提供)

© 株式会社南日本新聞社