きょう28日(火)はきのう以上に気温が上がり、広い範囲で3月中旬から4月並みの暖かさとなりそうだ。花粉の飛散が多くなり、また多雪地では雪解けが進むため、なだれや落雪などに注意が必要となる。
　天気はきょうも全国的に晴れるが、北日本を中心に風が強まる見通し。

東・西日本は上着いらずの暖かさ

　きょうも全国的に晴れて、春の日差しがたっぷり降り注ぐ。南に高気圧、北に低気圧の南高北低の気圧配置となるため、南よりの風が吹き、気温はきのう以上に高くなりそうだ。朝は冷えているが、最高気温は関東から西では軒並み15℃を超える予想で、東京は19℃、福岡では17℃と昼間はコートいらずの暖かさとなる見込み。
　ただ、晴れて気温が上がることで花粉の飛散が多くなることが予想される。洗濯日和ではあるが、洗濯物はしっかりはたいてから取り込むなど、対策が必要となる。
　また、太平洋側を中心に空気が乾燥しているため、火の取り扱いにも注意したい。

北日本中心に風強い　多雪地はなだれ・落雪にも注意

　東日本や西日本だけでなく、北日本でも平年を大幅に上回る気温となりそうだ。仙台では16℃、秋田で11℃、札幌でも10℃まで上がる予想で、いずれも4月並みの陽気となる見通し。多雪地では雪解けが進むため、なだれや落雪、融雪洪水などに注意が必要となる。
　また、北日本を中心に南よりの風が強まるため、強風や高波にも注意が必要だ。
（気象予報士・多胡安那）