そろそろ節約疲れが出てくる頃。ただ光熱費や食費を制限するだけの毎日では、疲れてしまいますよね。そんなときには、ちょっと工夫をして満足感を得ながらコスト削減するのがおすすめです。
実は、サブスクリプションでそんなサービスがあるのをご存知ですか？ 最近のサブスクトレンドから、子育てママにおすすめのサブスクをご紹介します。
■最近のサブスクトレンドは「インフラ系」
サブスクといえば、コロナ禍のおこもり需要から、おうちでプチ贅沢できるビールサーバーや地域特産品の定期配送、花や観葉植物などが流行りましたね。
しかし、いまは通常通りの生活に戻りつつある中、モノ系のサブスクサービスは衰退の傾向に。
特に、円安など経済不安がある状況下では、生活水準を落とさずに、繰り返し買いなどで賢くコストを抑えたいという需要が高まっているため、インフラ系のサブスクサービスは、今後普及していくと考えられます。
インフラ系には、ジムや英会話のほか、食材や日用品の定期配送、ウォーターサーバーなどがあります。
■経済の見通しが悪い状況こそ、賢くサブスクの活用を
こうした状況を受け、経営学者 川上 昌直教授は、経済の見通しが悪い状況こそ、賢くサブスクを活用することを次のように勧めています。
「経済の見通しが悪い状況では、生活水準を落とすこと無く以前と以前と同じ快適さを提供してくれるサブスクのサービスは、今後も拡大し定着していくことが予想されます。とくに、必要なものがなにかわかっているインフラ系サービスは、家族が出来たり、生活環境が変わる際などに導入するとメリットを感じやすいでしょう。最近では、さらに年間契約などでコスト面で大きくメリットのあるサービスが増えてきています。解約内容のチェックはもちろん必要ですが、一歩進んだ生活の知恵としてサブスクを活用する家庭が増えていくことでしょう。」
■子育てママにおすすめのサブスク3選
これからの時期、サブスクは満足感を得ながらコスト削減するのが賢いと言えそう！ そこで子育て中のママにおすすめのサブスクを3種類ご紹介します。
1.浄水型ウォーターサーバー
家族の健康のために水は欠かせませんが、できるだけ安全で美味しい水を飲みたいですよね。ミネラルウォーターを定期的に買っているなら、ウォーターサーバーに変えてみるのもよさそう。特に最近では、自宅に設置したサーバーに水道水を入れると、浄水化された水が使い放題という定額制の浄水型ウォーターサーバーが話題に。
Locca「Slim-R（スリムアール）」
2022年11月末には、ウォーターサーバー市場シェアNo.1のプレミアムウォーター株式会社が、浄水型ウォーターサーバーブランド「Locca」の新製品「Slim-R（スリムアール）」の展開を開始しました。コストを抑えながら手軽においしいお水を飲みたいという消費者の声をヒントに誕生したそうです。
Locca「Slim-R（スリムアール）」
料金は、サーバーレンタル代のみの定額制で業界最安の月額2,680円で使い放題。5L以上の大容量タンクに、高性能フィルターとUV殺菌LEDなどを備えており、消費電力を抑えながら、 冷水・温水を利用できるので、飲み水にも料理にも便利にいつでも使えます。
2.保管付き宅配クリーニング
定期的な宅配クリーニングは、忙しい主婦の見方！ 中でもカジタクの保管付き宅配クリーニングは、クリーニングだけでなく、一定期間、保管してくれるので、クローゼットの中身を有効活用しながらワンシーズンを過ごせそう。
申し込みをして、衣類を箱に詰めるだけなので、クリーニング店に持っていく手間なし。保管期間は最長9ヶ月。保管された衣類はカジタクのマイページで確認することもできるので安心です。 ダウンジャケット、スキーウェア、ロングコートなどの冬物でも15点セットであれば1点あたり約1,100円（税込）でOKです。
3.子ども向け動画配信サービス
かつては子どもに絵本やDVDを買い与えて見せていた時代もありましたが、いまではYouTubeや電子書籍の絵本などの選択肢が広がりました。
でも、YouTubeではなかなか子どもに安心して見せられて、知育に役立つものは少ないですよね。
画像出典：https://kids.prairie-park.com/
そんなときに使えそうなのが子ども向け動画配信サービス「プレイリーキッズ」です。童謡や童話から、人気アニメまで、子ども向け動画が見放題の動画配信サブスクです。
1ヶ月は無料で視聴でき、料金が発生しても月額748円（税込）。毎月動画を大量追加しているそうで、トータルの動画本数はなんと3,000本以上も。
小学館グループが運営しているのも安心要素です。
いまの時期、サブスクは賢く使うのが吉と出ます。ぜひ利用してみてくださいね。
【プロフィール】
川上 昌直さん
経営学者 (兵庫県立大学 教授)
専門はビジネスモデル、マネタイズ。「現場で使えるビジネスモデル」を 体系づけ、実際の企業プロジェクトに関与して「臨床」までを行う。著書に 『ビジネスモデルのグランドデザイン』(中央経済社:第41回日本公認会計 士協会学術賞)、『ビジネスモデル思考法』(ダイヤモンド社)、『収益多様化 の戦略』(東洋経済新報社)など多数。
