目が覚めると隣人宅 血みどろ死体と二人きり 予測不能な密室サスペンス 「見知らぬ隣人」公開決定

2022年のプチョン国際ファンタスティック映画祭でコンペティション部門に出品されたサスペンス映画「見知らぬ隣人」が、2023年4月14日より劇場公開されることが決まった。

「見知らぬ隣人」は、三十路を過ぎ、両親の援助のもとバイトもせず、警察官を目指し勉強を続ける、親からも見放される寸前の“限界浪人生”チャヌが主人公の作品。人生崖っぷちの男の身に降りかかるのは、隣人宅に残された死体の謎だった。二日酔いでまったく記憶がない彼が目を覚ましたのは、日々騒音が激しかった隣人宅。床には血だまりに突っ伏した死体がある。状況を見るにどう考えても自分が犯人だが、記憶はまったくない。そこへ来訪者が訪れ、いよいよ出られなくなったチャヌは、自分が犯人ではないことを明らかにするため、現場に散らばるわずかな証拠をたどる。

脚本・監督を務めたのはヨム・ジホ。自主製作の短編処女作「EQUALIZER」と短編2作目「WAIT THERE」が海外の映画祭で評価され、本作で初の長編に挑んだ。プチョン国際ファンタスティック映画祭コンペティション部門に正式出品され、ディストリビューション賞を受賞した。

ポスタービジュアルでは、寝起きのチャヌが死体に驚く姿とともに、犯人の足取りを示すかようなイラストが描かれたデザインとなっている。予告編では、見覚えのない死体、体中のあざ、泥酔して失った記憶という状況の中、目に入るものを頼りに死体の謎を解こうとするチャヌの様子が切り取られている。次々にやってくる隣人宅への来訪者や「自分の置かれている状況がわかっていますか?」という謎の電話など、チャヌに襲いかかるピンチや謎も描き出されている。

【作品情報】
見知らぬ隣人
2023年4月14日(金)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか公開
配給:クロックワークス
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