北陸で「春一番」 昨年より13日遅い 強風・高波・乾燥・なだれに注意

28日(火)午後3時の北陸地方の前10分最大瞬間風速(ランキングは日最大瞬間風速)

 きょう28日(火)午後、新潟地方気象台は、北陸で「春一番」が吹いたと発表した。昨年より13日遅い発表となった。

28日(火)正午の実況天気図

 前線を伴った低気圧が沿海州にあり、発達しながら東へ進んでいる。このため、北陸ではやや強い南寄りの風が吹いた。気温は前日より5℃~8℃高くなっている。強風や高波、乾燥、積雪の多い地域は、なだれに注意が必要だ。

28日(火)午後3時までの最高気温

<28日(火)午後3時までの最大瞬間風速・最高気温>
 新潟 13.6メートル・14.8℃
 富山 12.1メートル・18.7℃
 金沢 15.0メートル・16.1℃
 福井 11.4メートル・17.4℃

春一番について
 春一番は、立春から春分の間に低気圧が日本海を進み、暖かな南風が強く吹き、前日より気温が上昇した最初の日に発表される。気象庁では、九州から関東にかけて春一番の発表をするが、基準を満たさず発表されない年もある。

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