
東北電力は28日、競合する新電力の顧客情報を不正に閲覧した問題で、従業員と委託先2社の計214人が少なくとも計3万6980件閲覧していたとの調査結果を発表した。調査対象を拡大し、関与が判明したのは従来の130人から増加。営業目的の利用や個人情報の流出はなかったとしている。
東北電によると、2016年4月から23年1月までの間、カスタマーセンターを含む23事業所で、送配電事業を担う子会社の東北電力ネットワーク用の端末を使うなどしていた。閲覧の目的は、契約申し込みや切り替えの際に、契約状況を確認するためだったとしている。