佐田七段 杭州アジア大会代表内定 岡山出身、決定戦で伊田九段制す

アジア大会の日本代表に内定した佐田篤史七段

 杭州アジア大会(9~10月、中国)に出場する囲碁の日本代表予選が27、28日に日本棋院東京本院であり、男子は関西棋院の佐田篤史七段(27)=岡山市出身=が制し、代表入りが内定した。

 予選は囲碁ナショナルチーム監督・コーチが推薦する棋士4人で1枠を争い、佐田七段は1回戦で大竹優七段(21)=日本棋院=に白番中押し勝ち、代表決定戦では伊田篤史九段(28)=同=に白番中押し勝ちした。内定を決めた佐田七段は「しっかり準備して、少しでも良いメダルを獲れるようにがんばりたい」と意欲を見せた。牛栄子扇興杯(23)=同=と上野梨紗二段(16)=同=で争った女子は上野二段が内定した。

 杭州アジア大会では、囲碁がマインドスポーツ競技として採用されたことに伴い、全日本囲碁連合が日本オリンピック委員会(JOC)を通じて代表選手8人(男子5人、女子3人)を派遣する。既に男子は一力遼棋聖(25)、芝野虎丸名人(23)、井山裕太本因坊・王座・碁聖(33)、関航太郎天元(21)の4人、女子は藤沢里菜女流本因坊・女流名人(24)と上野愛咲美女流立葵杯(21)が内定していた。

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