西岡良仁が自身初のグランドスラム16強! 負傷した世界65位マクドナルドをストレートで下し4回戦進出[全豪オープン]

西岡良仁、腹筋を負傷した世界65位マクドナルドを下しグランドスラム初の16強

1月20日、「全豪オープン」男子シングルス3回戦が行われ、第31シードの西岡良仁(ミキハウス/世界ランク33位)はマッケンジー・マクドナルド(アメリカ/同65位)と対戦。西岡が7-6(6)、6-3、6-2でマクドナルドを下し、自身初となるグランドスラム16強入りを果たした。

今大会、西岡はグランドスラムで初めてのシード権と獲得となり、ツアー2勝目を挙げるなど昨季後半で手にした自信をプレーで表現。1回戦、2回戦とストレート勝利で3年ぶりにグランドスラム3回戦へコマを進めた。

西岡にとって、グランドスラム初の16強入りをかけた戦いは、2回戦で第1シードのラファエル・ナダル(スペイン/同2位)を6-4、6-4、7-5で破ったマクドナルド。過去、ツアー大会で3勝1敗と勝ち越している相手で、前哨戦「アデレード国際1」(オーストラリア・アデレード/ATP250)2回戦でもブレークを許すことなく、6-4、6-3で西岡が勝利している。

この日の試合では、序盤から積極的に攻撃を仕掛けてくるマクドナルドに対し、西岡は弾道の高いフォアハンドと正確なボールコントロールで対抗する。西岡は6本、マクドナルドは3本のブレークポイントと互いにチャンスを握ったが、これを生かせないままタイブレークに突入。ここで3度のミニブレークに成功した西岡が、6-3と3度のセットポイントを握ったが、土壇場でマクドナルドが追いつき6-6に。サービスエースを奪って7-6と、西岡は4度目のセットポイントで攻め抜いて7-6(6)でセットを奪う。

大事な第1セットを奪った西岡は、第2セットも調子を維持していきたいところ。その第1ゲームでマクドナルドが腹筋を負傷。メディカル・タイムアウトを取り、プレーを再開したもののサーブのスピードを出すことができず、西岡がブレークに成功する。その後、マクドナルドはアンダーサーブを使うほどサーブに影響があったもののプレーを続行。第3、第9ゲームを西岡がブレークし、6-3でセットを連取した。第3セットも西岡はやりづらさがある中、ブレークされたが3度のブレークに成功し6-2で締めて、西岡が4回戦進出を決めた。

西岡のグランドスラム16強は、キャリアを通じて初めてのこと。4回戦では、第16シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ/同17位)と第18シードのカレン・カチャノフ(同20位)の勝者と対戦する。

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